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zoom RSS カンピオーネ! 11 ふたつめの物語

<<   作成日時 : 2011/12/22 08:24   >>

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「恋は稲妻。そして、愛は永遠よ」


カンピオーネ! 11 ふたつめの物語 (カンピオーネ! シリーズ)
集英社
2011-12-22
丈月 城

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「あなたにとって、わたしは特別?それとも、ほかの女たちと変わらない程度の存在?」
「い、いや。そりゃいろんな意味で特別に決まってるだろ」
「いい答えね。じゃあ、わたしのいない日本での生活はどうだった?さびしかった?ふとした拍子にわたしと過ごした日々を思い出したりしなかった?」
「・・・・思い出した、かな?」
「これが最後よ。わたしといっしょにいたい?いたくない?どっち?」
「いたくなかったら、わざわざ海を越えて逢いに来たりしないだろ!」


というわけで11巻は「にばんめの物語」。3巻のその直後から始まります。
エリカがデレるまで、そしてメルカルト&ドニ戦とカンピオーネとしては二連戦とまぁかなりハードな一冊です。

しかし、これは確かに護堂さん、刺されても文句言えませんわ。
だってこれ、ギャルゲーで言えば他のヒロインが登場すらする前にハッピーエンド迎えちゃってますもん。
迎えたその後のエピローグであっちこっちで女引っ掛けてくればそりゃ刺さされますって。
身一つで、他の全てを一度は捨てて護堂の元へ馳せ参じ、護堂もまたそれを受け入れたくせに、あっちこっちでふらふらと女を引っ掛けてくれば、そりゃぁ刺されますって。

エリカがどうして基本的にからかうような形でアプローチばかりで本気で、直球を護堂に対して投げ込まいのかな?とかちょくちょく思っていたんですけど、これもう投げた後だったんですね。護堂の覚悟待ちだったわけです。
まぁそこでさらに攻め切らなかったからこうして着々とハーレム要員を増やしてくハメになったとも言えますが、エリカ・ブランデッリの女としての矜持としてそれは難しかったんですかね?まぁエリカは同時に草薙護堂というカンピオーネの第一の騎士でもあるわけですから、護堂の役に立つ技能持ちばかりを護堂が引っ掛けてくる以上、ことさらに攻めに出て排斥するってのも王の忠実なる騎士としてもまた厳しかったのかもしれませんが。


カンピオーネとしての草薙護堂の初戦・神王メルカルト戦。
・・・・のその前の一幕。
確かにビアンキさんの言もわからないじゃない。
少なくとも1巻、2巻辺りまでしか読んでいなかった頃ならそこに一部の理も見つけていたような気もする。
まぁ10巻まで読んだ今となっちゃあ、失笑と哀れみの視線以外に投げかけるもののないお話なわけですが。
確かに護堂の権能は基本的に対人戦向けじゃないのだけれど、そもそも人では護堂に致命傷を与えられないという。そして致命傷を与えられるレベルの攻撃を繰り出してきたら権能による報復が待つという。
まぁ、アホな夢は見ないことですね。
神を殺せぬ程度の者が神を殺した者を殺せるわけがないという、ごくごく当たり前の結果が待つわけです。

シチリアの魔術結社《パノルモス》の首領ワルテル・ザンパリーニ。
何このはっちゃけ爺さん(笑)
護堂の祖父・一郎とは違う方向性だけど似た人種っていうか、一郎が良い意味で歳をとった爺さんだとするなら、こちらは良い意味でも悪い意味でも若い爺さんというか。
個人的には好きだわー。
この人きっと再登場するよね?

そしてこのザンパリーニの目をごまかす為に、エリカが度々口にしてきた「純潔を捧げる」行為が必要があったわけですね。
実際のところどうかというと黒じゃないにしても白でもない、グレーなところなわけですが確かに風聞の上では間違いなくそういう事になりますよね。
それについて少し感傷的になっているエリカが新鮮で魅力的でした。

メルカルト戦そのものはなんというか、カンピオーネとしての戦いの練習モードというか、「ウルスラグナの自らに相応しい対戦相手」としての求めに呼応したメルカルトがウルスラグナ以外が相手となった事で「まつろわぬ神」としてのアイデンティティーが薄れたために神としての強大さにも陰りがあったというか。
まぁ作中の言葉を借りるなら、初戦で、なったばかりの神殺しとしての相手が「それ」というのもカンピオーネたる運というものなのかもしれませんが。

相打ちとなり、ウルスラグナを巡る因縁にけりをつけた護堂が日本に帰ろうとしたときのエリカさん。

「え?もう帰国するつもりなの、護堂!?」
「せっかくカンピオーネになって、神との実戦まで経験したのよ。魔術の本場である欧州に残って、魔王として生きる選択肢だって――」


もうこの時点でかなり落とされているエリカさん。本人に自覚はありませんが。
この後にドニの命による《赤銅黒十字》傘下の人間が護堂を襲撃した後、護堂からの連絡に対するエリカさんの対応からもそれは明らか。
彼女ほど明晰な頭脳の持ち主であれば、あのような言葉を贈れば護堂がどう動くかなんて一目瞭然のはずなんですよね。「自分たちの方でなんとかする事ができる」とか色々と言い様はあったはずなのです。でも彼女は一から十まで説明しなかった。彼女との交友もこれで終わりだと断絶を匂わせた。
それは何の未練も見せずに日本へと帰っていった護堂に対する意趣返しだったり拗ねだったり、あるいは組織への忠誠的なものもいくらかは存在したかもしれない。でも、個人的に一番ありえそうなのは、「もう一度護堂との繋がりを得る」事が何よりの目的だったように思えるんですよね。
だって、正直、あのやり取り見て黒幕はエリカだと思いましたし、無意識の底で、ではあったのだろうけど、それが彼女らしからぬ不十分な説明で、それでいてある意味で彼女らしい彼女自身が望む道へと護堂を歩ませる思惑の見え隠れする忠告のように見えました。

そして護堂のピンチを前にようやく気持ちを自覚するエリカ。
親愛なるおじ様と、組織に別れを告げ、単身護堂の元へ。
自覚してからはエリカ無双。
護堂たじたじ。
おなじみのやり取りですね。
個人的にはこれ、エリカのこのテンション、初めての恋にはしゃいでいる様に見えて微笑ましくも可愛らしいです。
まぁ徐々に護堂さんのなさりように、ただはしゃいでるわけにもいかなくなってくるわけですが(笑)


ドニ戦もまた他のカンピオーネ戦と同じく、「こいつらどうやったら死ぬんだよ」的な理不尽というか。
神よりもカンピオーネのほうが明らかにしぶといよね!?という。
護堂なんて今回だけで四度も死に掛けから復活してますし。
それと「白馬」のの使用条件、これカンピオーネはきっとみんな該当しますよね?
神で該当しないのがいた事を考えるとむしろ相対的にはカンピオーネの方が傍迷惑なんじゃ・・・という。さすが魔王です。


はじまりの物語はこれにて終幕。
次はなんでしょうね?
そろそろアイーシャ夫人の出番ですかね。
ヴォバン公爵やお姉さまの再登場、草薙家の母や父などの登場にも期待したいところですが。
祝・アニメ化という事で完結させるには時期尚早でしょうから日常系の短編集辺りで先延ばしでしょうか。
漫画の方が微妙に評判悪いのでちょっとアニメ化それ自体は不安の方が大きいですが、まぁ知名度UPらいは役立つでしょうし、ヒロインを可愛く描いてくれれば小説も買おうって人も増えるでしょうし、人気が出ればまたさらに長く続いてくれるかもしれませんし。


改めて1巻を読み直すと色々とニヤリとできる場面が多々あり、伏線の回収具合が凄まじいので、ドニとの共闘や再戦はきっとあるでしょうね。まぁ再戦はドニだけじゃなくヴォバン侯爵なんかともして欲しいわけですけど。
ラスボスは最後の王かドニかはたまたウルスラグナかという感じですが、なんにせよ長く続いて欲しいシリーズです。

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