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zoom RSS はたらく魔王さま! 5

<<   作成日時 : 2012/06/13 02:15   >>

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魔王さまがはたらいて・・・・いない!?

はたらく魔王さま! 5 (電撃文庫 わ 6-5)
アスキー・メディアワークス
2012-06-08
和ヶ原 聡司

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「神様は汝の隣人を愛せよって言ったんでしょー?自分の言うこと聞かない奴はぶっ殺しちゃえなんて言う神様は、神様なんかじゃないし、みんな仲良くでいいじゃん」
「『自分の言うことを聞かない奴はぶっ殺しちゃえなんて言う神』が神でないとしたら、それはなんだ?」
「まぁ決まってんじゃん。神様の名前出して悪さするのなんて」
「人間しかいないよ」


まったくもってその通りです、というお話でしょうか。
実際に天使の正体というか、今回明かされたソレを鑑みるに言葉通りの意味でも間違っていないようですし。

エンテ・イスラの人間達と比べると魔王軍の方が精神的に安定して大人なわけですが、そんな彼らをして唸らせるのが彼らと関わる普通の一般人という。
まぁだからなんだというわけじゃないし、誰が優れているという話でもありませんが、アラス・ラムスは可愛いなってお話です(えー

まぁ、なんだ、結論は置いておくにしても魔族とエンテ・イスラの人類。
彼らを結ぶ位置にいるのがこの世界の人類、恋する乙女ってのが面白いですよね。
もちろん、エンテ・イスラと魔界の勢力ではついこの間までの戦争って過去がある以上、手と手を取り合って・・・なんてのはなかなかに難しい話ですからフラットな視点で見ることのできるこの世界の人間がその役割を果たすというのはある意味では当然の配役でもあるわけですが。
恋する乙女のパワーの前に立ち塞がれるほどに強固な意志など存在しない・・・というか、それに「立ち塞がれない程度の想い」での敵対というのが、ある意味で過ちを象徴しているというかね。
過ちというか正対できないってのはどこかで後ろめたさを感じているからであり、つまりは感情以外の部分ではそれを理解しているのだろうというか。


毎回毎回思っている事ですが、勇者だなんだと持て囃されるエミリアの実態など、所詮ただの復讐者なんですよね。
無論、復讐の是非だの無意味さだのなんだのと、そういった話がしたいわけではなく、それがあくまで個人的事情にのみ基づく行いであり、動機なのだという話なわけで、魔王に対する復讐心を語るのは良くとも、さも、人類全体の魔族への代弁者として魔族への断罪だのを語るというのはちゃんちゃらおかしいというお話です。
そしてさらに言えば、彼女はその復讐という、父の仇というそれを免罪符にして、あらゆる思考をある程度のところでストップさせてしまっているように自分には見えたのですよね。
それは未だ10代後半だか20代前半だかのただの小娘の情動としては非を声高に叫び、非難するような類のものだとは思いませんが、それでも人類の勇者という立場を思えば、地位に付随する責任などという観点からどうしてもこの少女の在り方に対して、どうしても最後の一歩で認められない感情がちらつく結果にもなっていたわけです。
というか、むしろそんな未成熟な精神で世界ひとつが救えてしまったという事、それが出来るだけの武力を持っている事に対する気持ち悪さというかなんというか。
もちろん根本的にはいい子なのでゲスや外道に渡っていないだけマシですし、そもそも「力」そのものに意思があって正しき心を持つ者にこそ・・・・なんていうのがそもそもファンタジーな考え方なわけで・・・・とはいえこの作品の根っこはファンタジーなのですが、そもそもがナンセンスなわけで。
パーティに教導できる大人がいないというアンバランスさというか不安定さがちょっとなんかモヤっとしますね。
・・・まぁもしかしたらエンテ・イスラに残ってる二人がそういう役目を担ってたのかもしれませんが。

あとこの巻のラストで魔王さまが天使・ラグエルに語った言葉
「当然の顔して他人を踏みにじり、それを正義だと言って憚らないクズは魔界にだっていねぇよ。」
「俺達は悪魔。悪を為し、誰かを害さなければ生きられなかったクズの集まりだ!」
「己の咎を負わずに生きる覚悟が無いなら、他人に文句なんかつけんじゃねぇ!ここは自分の為した全てを一身に背負って、必死に生きる人間達の世界だ!!」

ってあの言葉。

これを聞いてどう思うかとか凄く興味あるんですよねぇ。
魔族には魔族なりの事情があって、でもそれを理由に開き直るわけじゃないし、正当性を謳うわけでもない。
彼らは彼らの行いを背負って生きている。
ではエミリアは?彼女はどうだろうか、と。

ガブリエルの言葉でその根幹を揺さぶられた彼女の今後に期待です。


それはそうと魔王さま、今回はたらいていないんじゃないですかね?
た、タイトル詐欺だ!(笑)

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