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zoom RSS ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか3

<<   作成日時 : 2013/05/18 21:30   >>

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第一部、完。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 3 (GA文庫)
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大森 藤ノ

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冒険を、しよう。
この譲れない想いのために。
僕は今日、初めて冒険をする。



前回のフラグの回収からアイズとの特訓を経て、フレイヤのちょっかいによりベル君のトラウマであるミノタウロスとの再びの邂逅と、そして克服、その結果としてのレベルアップというのが今回の大まかな出来事。

この作品はベル君の成長譚であり、そして彼のその成長の原動力がアイズへの憧憬である以上、彼女との絡みこそが物語の中心点に据えられていないとこの物語の芯がきっちりと嵌らないということなのか、2巻で漂ったイマイチ感が見事に払拭される出来でした。

思うに「リリ」という存在はダンジョン探索においての「サポーター」という役割の重要さと、その境遇を描く為に、つまり世界観の為には必須だったのかもしれないけれど、ベル君の物語においては正直無駄だった、というのがまぁ一つ。
これにて第一部完であり、次以降で世界観を広げると言うのであれば、第二部からの登場としてくれても良かったのではないかなと、そんな風に思うのがもう一つ。

ともあれ、終盤のかつてベル君を襲った「災厄」であるミノタウロスの再びの襲来に恐慌状態に陥るベル君に刻まれた恐怖の大きさを、それでもなんとか生きながらえる姿に成長を、そしてアイズの登場とそこからの奮起で撃破に至るまでの流れという飛躍はとても引き込まれるものがある熱い展開でした。

また地味にアイズとの特訓の際にあった「ステータスという恩恵に頼り過ぎる」という言葉。
あくまでステータスはステータスであり、そこに技術という目に見えぬ観念を挟んでくれた事が嬉しかったですね。
レベルアップの条件として語られた「偉業」という言葉もあり、ステータスという「目に見える数値」だけが全てではないのだといういくつもの示唆が随分と世界を広げてくれたように思います。

不満を挙げるとしたら、ラストの挿絵は「ミノタウロス撃破の瞬間」よりも「倒して立ったまま気絶しているベル君とミノタウロス、そしてそれを見るアイズ達」を見開きで挿絵にしてくれたほうが英雄譚っぽくて良かったな〜と思わないでもないですね。
そっちの方が英雄物語の一場面として凄く映えると思うので。

あとは序盤のリリとヘスティアの会話で随分とあっさりとリリが反目した事というか。
「それとこれとは別」みたいな話だそうですけど、個人的には遠慮や気後れがもうしばらくはあった方が、彼女のそれまでの発言に説得力を与える気がしないでもないです。
まぁその辺は個人個人の感覚の差異なんでしょけど。


自分は限定版の方を買ったわけですが、値段は1000円せずに書き下ろし短編+ゲストイラストレーターによるイラスト8枚、さらに設定資料とあって、個人的にはお得感が強めです。
ちなみにお気に入りのイラストはtoi8のフレイヤ様。
なんちゅーか「ファンタジー」の雰囲気がビンビンで素敵です。

また、この設定資料にアイズのステータスが載っているのですが、これが「オールI」という事で、早々とほぼカンストしたベル君のステータスもまだまだこれから伸びるであろう事が予想できるので期待が出来ます。
レベルアップとステータスの関連性等の謎が深まったのは楽しみでもある一方でもどかしさを感じなくも無いというのも事実。
ベル君のステータスがSSランク=限界突破という特異性が示唆されながらも、レベルアップでそれがクリアされるのか、それともランクの基準が変わるのか、どちらにせよ「レベル1のSSランクステータス」の価値というのがどういった意味を持つのかというお話で、まぁ早いところ4巻を出していただき、この辺りの説明をしてもらいたいものであるわけですが。


シリーズの感想
http://otakouta.at.webry.info/201302/article_9.html(1巻)
http://otakouta.at.webry.info/201302/article_27.html(2巻)

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