オタクの小唄

アクセスカウンタ

zoom RSS はたらく魔王さま! (9)

<<   作成日時 : 2013/08/10 21:18   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

鎌月鈴乃、陥落す。

はたらく魔王さま! (9) (電撃文庫)
アスキー・メディアワークス
2013-08-10
和ヶ原聡司

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by はたらく魔王さま! (9) (電撃文庫) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


「私は赦すよ」
「悪魔の王サタン。おまえの『王の孤独』と『王の罪』を、確かに聞いた。汝の言葉を全て真実と定め、我が名、クレスティア・ベルの名に於いて汝の罪を赦す。例え神や、この世の誰が赦さなかったとしても」


はいはい、これ明らかに鈴乃がもう魔王に陥落です!メロメロです!
ちーちゃんに遠慮してるけど、あれだべ?「千穂どのが許してくれるなら」とか言って愛人枠にちゃっかり収まるんだべ?それこそ「いぬかみっ!」のたゆねのように!

まぁそんなわけで萌え的にも随分と興奮度は高かったのだけれど物語的な進展も著しかったですね。
魔王のエンテ・イスラ侵攻の理由やガブリエルの真意、天界の狙い、オルバの狙い。
そしてイェソドの欠片から生まれた子供たちの意味。

アニメを見終わってそして改めて振り返ってみたことで少しだけキャラクター達への印象も変わっていたので、なんか凄いそういう意味で新鮮でもありましたね。

具体的には恵美とか。
これまでさんざん手にした力、与えられた役割に比して考え方が幼いとか、まぁそんな感じに酷評してきたんですけど、アニメで彼女が父親と過ごした幼少期を僅かながら垣間見た事で彼女が喪ったものの大きさを初めて実感したというか。
いや、想像力の欠如でしかない話なのでなんとも恥ずかしい話ではありますが、そうとしか言えない。
彼女が喪ったものは父親であり、自らの故郷であり、そしてなにより幸せに、平凡に過ごすはずだった人生そのものであり。
彼女が「勇者」として辿った道はまさしく修羅の道に他ならず。

そらまぁ、その元凶相手に冷静ではいられんし、そうそう認めることなんて出来やしないわな。
どれほどの事情を知ったところで、彼女の人生はこれ以上なく捻じ曲げられてしまったいるのだから。

そういう風に彼女の立ち位置に対するパラダイムシフトがあったというか見方が変わっていただけに、エミリアが麦畑を見て涙し、麦畑を人(物?)質にされて言いなりになるしかない現状に致し方なさを感じずにはいられないのは自分個人にとっては僥倖であったと、アニメの出来とタイミングに感謝をせずにはいられません。

そして魔王のエンテ・イスラ侵攻の真意。
以前に自分はエンテ・イスラでのかつての悪魔と人間の戦争は「純然たる生存競争だった」とどこかに書いた気がするんですかちょっと違ったみたいですね。
魔界の在り方を変えようとした魔王が投げかけた石がそのまま坂道を転がり落ちていくようにして起きたものだったわけで。
弱者が踏みにじられることのない世界を作ろうとした魔王の行動が数多の犠牲を生む戦争に繋がり、そしてその犠牲に果てに何も得ることができず、自らを信じ付いてきた者たちにただ死と苦境のみを与えたという皮肉。
盛大なバッドエンドな物語。
それでもそんな彼を未だ王として信じてくれる者たちの為に彼は弱音を吐かず、歩む事をやめず。
全てを背負うその姿はまさに王そのもの!
一度は盛大に失敗したとはいえ、それでもやっぱり彼こそが王です。

そして芦屋さーん!
アニメで役立たず&主夫っぷりばかりが目立った芦屋さーん!
囚われの姫ポジにヒロインと並んで立った芦屋さーん!
そんな彼が、ついに、智将としてのヴェールを脱ぐ?!

最後にちーちゃん。
出番は薄めだけれどなにやら重要そうな情報を手にしそうですし、魔王の真意を見抜いていたというか、予想し確信を抱いていたというかで普通の女子高生とは思えない慧眼ぶり。
ついには「化物」呼ばわりされちゃってますしww

人と魔の未来を彼らはどのように紡いで行くのか。
今回はガッツリファンタジーでしたが骨太で歯ごたえのある内容でしたねー。
まぁ今回も引きがアレで引っ張られたのはアレでしたが、問題児と比べりゃ随分と内容が充実していたので満足度も高いんじゃないかな、と。


シリーズ感想一覧。
http://otakouta.at.webry.info/201304/article_17.html(8巻)
http://otakouta.at.webry.info/201302/article_25.html(7巻)
http://otakouta.at.webry.info/201210/article_17.html(6巻)
http://otakouta.at.webry.info/201206/article_23.html(5巻)
http://otakouta.at.webry.info/201202/article_16.html(4巻)
http://otakouta.at.webry.info/201106/article_10.html(2巻)
http://otakouta.at.webry.info/201103/article_6.html(1巻)

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
はたらく魔王さま! (9) オタクの小唄/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる