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zoom RSS イヴは夜明けに微笑んで―黄昏色の詠使い

<<   作成日時 : 2013/11/18 21:34   >>

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ラノベ界に燦然と輝くおねしょた作品!(えー)

黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで (富士見ファンタジア文庫)
KADOKAWA / 富士見書房
2012-09-07
細音 啓

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「ボクと勝負しないか?」

正直ね、これを超えるおねしょた作品は出てこないんじゃないかと、まぁそんな作品です。
とはいえ、別にそんな萌え萌えした作品ではありません。

赤・青・黄・緑・白、この5色を基本に呼び出したい対象と同じ色の触媒を用意し、名を賛美し、詠を奏でることで招きよせる召喚術の存在する世界を舞台にした異能バトルファンタジーです。
といってもバトル一直線でもなく、この召喚術――名詠式の意味や世界の深奥へと至る物語でもあり、人と人とが繋がり合う価値を語る物語でもあり、名詠そのものと相まってとても独特な神秘的な雰囲気に満ちた作品であります。
あ、繋がり合うって言ってももちろん性的な意味じゃないですよ?(ぉぃ)

作品そのものの雰囲気や質、そしてストーリーなどすべてが好きなわけですけど、自分の中で一種別格な位置づけにある理由が主人公・ネイトとヒロイン・クルーエルの存在。

ネイトは孤児であった自分を引き取り育ててくれた母がかつて交わし果たせなかった約束を果たすために世界で唯一の夜色名詠の使い手として一心に研鑽を積むひたむきで素直で孤独な少年。

クルーエルさんは自らの器用貧乏さとそれゆえに一つの物事に打ち込めない自分への嫌気に縛られ燻っていた普通の女の子。

そんな二人が出会い、お互いに影響されて成長していく姿。
護身術とか習っていてどこかお転婆な印象のあったクルーエルさんが巻を増すごとに明らかになる彼女の事情から見せてくれる儚さ。
ともすれば危うさにも転じかねないひたむきさで走り続けるネイトを優しく見守り、時に励まし、時に窘めるその母性。
いくつもの大きな目標を胸に先達に導かれながら一歩一歩着実に成長していくネイト。
最初は護られるばかりだった、大切な人をその手で護ることができるように。


完璧やー!
これこそがおねしょたやー!

剋目せよ!!
安易な萌えに走らない、物語性を重視した上でのおねしょたはここまで破壊力を増すんじゃーー!


そしてこの作品はそれだけにも留まらず、主人公の親世代の物語がまた切なくてなぁ。
触れれば壊れてしまうような、そんな儚くて、切なくて、愛しき物語で、そんな「過去」を秘めながら「今」を頼れる大人として生きる姿がもう格好良くてたまらんのですよ。

読まないのは損ですよ?


ちなみに作者は今「氷結鏡界のエデン」と「不完全神性イリス」とを手がけており、この二つは時系列が違うものの完全にリンクしたものだそうですけど、この「黄昏色の詠使い」シリーズとの関連もあるとかないとか。

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