オタクの小唄

アクセスカウンタ

zoom RSS 見習い神官レベル1 〜でも最凶の嫁がいる〜

<<   作成日時 : 2013/12/03 21:48   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

久々の佐々原史緒のファンタジー。

見習い神官レベル1 ~でも最凶の嫁がいる~ (ファミ通文庫)
エンターブレイン
佐々原史緒

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 見習い神官レベル1 ~でも最凶の嫁がいる~ (ファミ通文庫) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


「こういうのをなんと言うか、スーリィンは知っておるぞ。日陰よ。日陰の女よ」
光り輝く雷鳳なのに、と、彼女は呟いた。


佐々原史緒の男主人公と言うと大抵ヘタレなイメージがあったんですけど今回はヘタレ分は割りと薄いですね。
そしてやっぱりこの人の書くファンタジーは面白い。

主人公は元凄腕暗殺者で見習い神官で既婚者で性格はおかん。
とまぁ属性てんこ盛りですが作者の実弾主義とラノベという非18禁レーベルの都合により生殺しという十重二十重の苦労性主人公に仕上がっております。

理由あってのこととはいえ神官としての能力の低さから年下の子供たちにからかわれつつも、しかし慕われる「おかん」な主人公。
自らの都合で愛しき嫁を半ば閉じ込め僅かな時間の逢瀬では生殺されるという二重の懊悩に苛まれる主人公。
大陸にその名を轟かせるほどの暗殺者であった過去や育ての姉との不幸な別れを抱えながら今を前向きに生きる主人公。

それぞれの側面が影響しあってとても魅力的な主人公に仕上がっております。

その主人公の立場自体は割りと厳しめなので普通に書いたら暗いかせいぜい堅い話になりそうな感じなんですけど塔の仲間たちのおかげで始終とても賑やかな印象でした。

最初からスーリィンという嫁がいる上にその立場ゆえに大っぴらにイチャイチャできないため周囲にヒロインを配置するとちょっとモヤっとくるところですけどその周囲のキャラクターの年齢を下げた事でヒロインとしての要素を薄めつつ作品の雰囲気を明るくし、なおかつその特異な境遇にそぐわぬキャラ付けをせずとも周囲と馴染ませることに成功しているというか。

スーリィンにしても本当にヨシュアのことが好きなんだなぁという健気さと神魔としての奔放さが同居していてとても魅力的な上に後々恥じらいでも覚えちまったらさらに凶悪な魅力を得て手が付けられなくなるという将来性まで完備していて完璧の一言。

バッチ来いな嫁とラブラブなのに手を出せない理由もちゃんと用意されており寸止めも致し方なしという事で文句の一つも思い浮かびません。

ハーレムを許容する世界観なので後々ティエルが落ちるかラキシュが目覚めるか。
そんなことになれば丸焦げ心中の確率大ですけどいかにしてそれを回避するかとかも妄想として弄ぶにはイイ感じ。
もちろん義理の姉を狂気から救い上げるのもかつての性格を思えばそれはそれで美味しい限り。

佐々原史緒の作品としては久しぶりに素直に楽しめるシリーズになりそうで、とりあえず打ち切りにならない事だけ祈りつつ続きを楽しみにしておきますよ。


P.S.イラストのどこを見れば見事な赤毛は拝めますか?


作者の作品の感想
バタフライ×ブレイクダウン 1 2

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
見習い神官レベル1 〜でも最凶の嫁がいる〜 オタクの小唄/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる