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zoom RSS ユア・マイ・ヒーロー1 八雲たつ出雲

<<   作成日時 : 2014/05/09 20:07   >>

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ヒーローの条件。

ユア・マイ・ヒーロー1 八雲たつ出雲 (講談社ラノベ文庫)
講談社
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「大いに悩め、大いに迷え。そんな迷える子羊を導くのが、ボクたち神さまの仕事だ」

千鳥じゃん!?

ある意味この物語の元凶とも言える<彼女>ってこれ、明らかに前作の千鳥ですよね?
な、なんて傍迷惑な・・・・(笑)


そんなわけで作者の前作「神様のお仕事」と世界観を共有する新シリーズ「ユア・マイ・ヒーロー」です。
前作が突然神様になった少年の物語だとするならば今作は英雄志願の霊能者な少年の物語。

第1巻では神の庇護のない町「星宮町」にて不穏な企みの気配有りという事で、新人巫女の聖ととも派遣され、星宮学園にて潜入捜査、神を創り出し使役するという土蜘蛛の企みの阻止に動くという展開です。


主人公の八雲は「剣の一族」と呼ばれる純戦闘民族な一族の宗家嫡男でありながら剣の才能を持たずに生まれた少年。
子供の特権とも言える「無限の可能性」という夢を幼き頃より否定されてきた少年。
それでも「何を出来るかではなく、何を成したか」で決まる「ヒーロー」という存在に憧れ、向上心を忘れずに努力を続けてきた芯の強い少年です。

一方の相棒である聖は他方では天才と称されながらも、規格外の隔絶した才を持つ<彼女>と比較されてきたせいで自分に自信を持てない危ういところのある少女。
かつて悲しみにくれていた所を主人公に慰められた過去があり、また自分と同じように埒外の存在と比較されながらも自分を見失わず、前を向いて生きてきた存在である主人公をヒーロー視しております。

またかつて外の国の神であったものの、零落し、今では猫又と間違われる黒猫の「クロ」も、自分に才能がない事を承知の上で「才がなくともヒーローにはなれる」と述べた幼き子供に興味を惹かれ、彼女の「英雄」に育て上げようと、八雲を見守っており、「ユア・マイ・ヒーロー」というタイトルにおける「ヒーロー」という言葉はダブルミーニングというヤツなのですな(多分)

挿絵もそれなりに魅力的だし、口絵でのネタバレもないし、そんなの本来当たり前の事と言えばそれまでですが、それなりに質が高くて、最近挿絵や口絵にもにょる事が多かった身としては、なんか凄い丁寧で誠実な仕事をされたような気になりましたね。


いま思えば相手は誰でも良かったのだろうとも思う。
あの日、あの時、あの場所で、誰かに優しい言葉をかけてもらえれば、それで自分は満足出来ていたのだ。相手が誰であったとしても、同じこと。
けれど結局そこに現われてくれたのは、他の誰でもない彼だった。


身も蓋もないと言ってしまえばそれまでですが、「運命」だと特別視するきっかけなんてきっとそんなもの。
どこまでも自分本位で打算的。
それでも、その想いを色褪せさせないだけの魅力があれば、それはきっとホンモノだ。

そう信じるに足るだけの魅力を主人公は持っていましたし、まだまだ成長の途上でもあるし。
そういう意味ではラブの方も今後に期待が持てる作品です。

神と人との争奪戦クルー?


神在月には正人や千鳥も是非是非やってきて欲しいところですね。


他、鬼熊先生が渋くてチョーカッコイイです。
大人の安全な当然と、子供の無謀な希望。
これって前作でも神と人とのスタンスの違いみたいな感じで少し描かれてましたよね。
神にせよ、大人にせよ、そのどっしり感とか包容力みたいなのが蔑ろにされてなくて、一方で対比として子供には可能性が与えられていて、この作者さんはこれ、お気に入り認定だな。


前シリーズの感想
神様のお仕事   

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