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zoom RSS 異界の軍師の救国奇譚

<<   作成日時 : 2014/08/12 19:42   >>

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悪くはない。

異界の軍師の救国奇譚 (角川スニーカー文庫)
KADOKAWA/角川書店
2014-07-31
語部 マサユキ

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「・・・・土足」
「あ、すみません・・・・」


発想としては「悪くはない」。
異世界召喚でおまけに軍師モノと言いつつも、政略軍略謀略などというよりも、日本で培ったモテスキルを活かしたお姫様プロデュース事業というか。
周囲の嘲りと侮蔑に心をへし折られてしまっていた一人の少女を諭し励まし盛り立てていく姿には保護欲みたいなものを刺激されないでもない。
独自性はあるし、最低限「見られる」程度には体裁も整っている。

但し、どこをとっても「秀逸」とまで呼べるほどのものはなく、量産型を抜け出すには至っていない。

「金なし、コネなし、チートなし」が謳い文句ではあるものの、日本の知識は文化的に十分チートであり、その知識を十全に発揮できる時点でこの主人公もまたこの世界的に見ればチートである。
金はともかくコネに関しても果たしてどこまで謳い文句どおりかは疑問が残る。

登場人物一人一人が持つ格や熱量といったものは薄い・・・・というのはまぁ1巻だから仕方ない部分もあるけれど、意表を突かれるような展開やキャラクターはおらず、こちらの「予想」という枠を超えるものはなく。
ゆえに魂を揺さぶるようなセリフや表現も見当たらない。

目を覆うような惨状になるものは一つとしてないものの、どれも及第点以上は付けられない。
ありふれた、周囲に埋没してしまうような、そんな「アイデア一つで完結してしまっている」最近のスタンダードの一つでしかない。

終わってしまえば「悪くはなかった」としか評しようのない、そんな作品でした。


あと作品関係ないけど帯で三流作家が変な自己主張してるのが凄いウザイです。
多分本屋で見かけたら購買意欲削がれるレベル。
まぁ自分があの作品に全く良い印象がないせいだけど。


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