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zoom RSS 筺底のエルピス

<<   作成日時 : 2015/01/17 17:28   >>

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それは滅び行く運命に抗う戦士達の物語。

筺底のエルピス (ガガガ文庫)
小学館
2014-12-18
オキシ タケヒコ

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「万年ジャージ姿のお前に言われたかねーよ!!」

殺戮因果連鎖憑依体――次元の裏よりやってきて人に取り憑き、殺人衝動を抱かせ、やがてはその身体すらも操って人間の殲滅を目論む謎の存在。
そのものを滅する手段はなく、寄生された人間を殺しても「殺した人間」に「因果を辿って」寄生し、成長して行く人類の天敵。
「これ」の討滅を目的とする組織「門部」に所属する主人公・百刈桂とその相棒である乾叶を主人公とした人類の存亡を賭けたSF異能バトルです。

古来より「鬼」や「悪魔」と呼ばれる存在との異能バトルですがその設定はかなりのSF色。
人類の武器は異星知性体より授けられた鬼を見つけるための改造眼球「天眼」と、時を止める柩「停時フィールド」を操る異能であり、鬼は捕縛後ワームホールを用いて人類滅亡後の未来へと鬼に寄生されたものを送ることで「人類殲滅」の目標を達成させたと誤認識させての自壊という。

ちなみに人類の存亡と言いつつも鬼の自壊の為に送り込む「人類絶滅後の未来」の存在によって人類の敗北が既に決定付けられているというのは一つの肝でしょうか。
鬼を一匹滅するごとにこの「人類絶滅後の未来」が「いつ」やってくるかが早くなったり遅くなったりするわけですが、それでも現状では人類の滅亡はそう遠い未来ではなく、近い未来に訪れる絶望へと抗う戦いという体をなしているのが現状です。


で、この作品の面白さの一つが「停時フィールド」と呼ばれる異能の設定。
大きさと形状・展開有効距離・遠隔固定距離・展開持続時間の4つの要素にそれぞれ個人差が生じ、大本の設定は同じ「停時フィールド」でありながら個人個人で全く異なる特殊な能力になっていて、それぞれにその独自の能力を駆使する戦闘がかなり練りこまれていて面白い。
こういうのはやっぱある程度の制限がある方が何でもアリよりも工夫を凝らす必要があって、結果として捻りが利いてて面白いですよね。

そしてもう一つの魅力がキャラクターの成長。
主人公とその相棒はそれぞれ家族を鬼に殺された身の上であり、片や復讐に念に凝り固まり、片や守りたかったものと上手く向き合えなくなっており。
それが一つの事件を契機に少しずつ良い方向に向かいだして最後の最後で一気に魅力爆発なのがもうね!

一抹の寂しさを胸のうちに抱えていた妹ちゃんが吹っ切れた主人公に構われて嬉しそうにする姿とか挿絵ないけど想像だけでもうご飯3杯はいけますね!
叶の方も最初の張り詰めた印象がガラッと変わって年相応な女の子の姿見せてくれて、それにうろたえる主人公とのやり取りとか色々な意味で萌えますし!


あらすじに「一大叙事詩」ってあるし、物語的にもまだまだ導入部って感じなので続きますよね?ね?

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