オタクの小唄

アクセスカウンタ

zoom RSS リーングラードの学び舎より 1

<<   作成日時 : 2015/04/17 16:30   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

0から始める異世界教育。

リーングラードの学び舎より 1 (オーバーラップ文庫)
オーバーラップ
2015-03-24
いえこけい

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by リーングラードの学び舎より 1 (オーバーラップ文庫) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


「敵前逃亡は重罪です」

おー、これは良かったなぁ。

「身分」というものが明確に存在する異世界において、その「身分」を取っ払い子供たちに画一的な教育を施そうという「義務教育計画」。
その試験運用段階で教師役に抜擢された主人公を中心とした物語ですね。

ここで肝となるのが、この「義務教育計画」というのが試験運用段階だという事。
教える教員も手探りなら教えられる子供たちも完全な未知の世界であるという事。
「身分」に区別された世界で生きてきた彼ら彼女らがいきなりその「身分」を取り払われた上で教導されるというのはまぁなかなかどうして難しいものなわけで。

この1巻でメインとなるトラブルメイカーのクリスティーナの問題はつまりそういう部分なんですよねぇ。
もちろん彼女だけでなく、おおよそヨシュアンクラスもそれ以外のクラスでも、この1巻で起きる生徒間の問題というのは得てして部分が大きく影響しているわけです。

というのが解っていたところで教師だって人間ですし、読者だって人間なので、思い通りに物事が進まない、それを阻害する存在には多少なりとも苛立ちを感じたりするものなのですが、この作品の主人公であるヨシュアン。
彼の在り方がまぁなんともこれに対するには適当で。

ぼこすかぼこすか、これでもかという鉄拳制裁・体罰上等なのでヘイトが溜まらんのですよね。
むしろそんな彼に「教育」されながらもめげない生徒達には微笑ましさを感じる始末です。
一方で鉄拳を下しながらも一人一人の生徒達に真摯に向き合い、何が彼女達をそうさせたのか、何故起こるのか、そういった事を一つ一つ話し合い生徒達と向き合うヨシュアンの姿勢には敬意を覚えるわけですが、地の文の一人称視点で明らかな彼の頭のおかしさには敬意が吹っ飛びます(笑)

そして陰惨な過去と何かしら後悔を抱えながらそんな形で教師としての一歩を踏み出した主人公ですが、そんな彼が最初から教師として有能だったかといえばそうではなくて、時には同僚である他の教師達の助言や時には生徒から受ける影響で教師として成長しているわけで、誰もが誰かに影響を受けて成長していく、そんな姿がこの作品の「義務教育計画」の手探り感を実に表していますし、何よりも「教育モノ」としての雰囲気としてとても良い感じなのですよね。
そしてそういった経緯で生まれる教師陣の関係や生徒との絆がまたこの作品の雰囲気をとても良いものにしていて読んでいてとても幸せな気分にしてくれます。

あとはまぁ舞台背景というわけでも無いのでしょうけれど主人公周りの設定とか諸々が中々に中2力高めでワクワクしますよね。
6色の属性の術式に6人の戦略級術式師―タクティクス・ブロンド―とかそれに匹敵する騎士の称号「グラン・ブルー」とか。


主人公のキャラが好きだった「影執事マルク」を色々と彷彿とさせる感じも好評価の一因かもしれません。
どうも地の文なんかが特に芳しくない評価を受けているみたいなんですけど個人的には結構オススメです。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
リーングラードの学び舎より 1 オタクの小唄/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる