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zoom RSS レオ・アッティール伝 (1) 首なし公の肖像

<<   作成日時 : 2015/06/19 15:50   >>

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「烙印の紋章」と同じ世界観です。

レオ・アッティール伝 (1) 首なし公の肖像 (電撃文庫)
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2015-06-10
杉原智則

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「時々思うのだけれど、男って、女に見えていないものが見えるのかしら」

ふぉぉぉぉぉぉぉ!
いや、最後の最後に震えました。

先月、この作品の発売情報を見て、あらすじの「アリオン」の名を見て、これが「烙印の紋章」のシリーズと世界観を同じくする作品だろうと予想して、期待が高まりに高まっていたものの、いざ始まってみれば主人公のレオは繊細で線の細い儚げな少年で、しかも序盤から早々に姿が見えなくなってしまうし、再び登場してからもどうにも煮え切らない。
裏でフロリーが狙われて、敵はここまでやって、最後にはあんな目にも合ってるのに!
お前!もうちょっとしゃんとしろよ!
という感じでどうにももどかしさが募っていたところに挑発・・・・というよりも侮蔑と勝利宣言ですかね。

なんのかんの言ったところでかつての母親の発言以降、「喪失」と言えるほどの苦難があったわけではない以上、彼を囲う世界はまどろむ事を許されたぬるま湯の世界だったわけですよ。
自身の悲劇的な境遇に浸り、嘆き、「枠」を外れる程の覚悟を持たずとも程々に頑張る事で無聊を慰める日々は送れていた訳です。

そんな、世の中を分かった気になってイイ感じに「勘違いした」彼の目をガツンと醒まさせる「喪失」。
この1巻はこれを契機とした「決意」の物語で、これは「取り戻す」為の物語なのかと思ったら最後の最後にブチかましてくれましたよ!
おかげで読後感は意外と悪くなかったです。


うーん、しかし気になるのが表紙。
レオとセーラだよね?
実は2巻でこの表紙の「右側」が描かれてそこにフロリーがいるとかでないと、この組み合わせになる理由が・・・・。
フロリーが実はレオにとってはあくまで「妹」であの「玉の輿」発言がフラグだったりするのかな。
いや、フラグっちゅーとアレやけど伏線っちゅーか、ある種の予感?
クロード将軍の言葉を思えば「首なし公」の真実も、レオ・アッティールの最後も多分「そういうもの」だと思うから「玉の輿」云々は別の意味でありえないと思うけど。

先が楽しみです。


著者の作品感想
聖剣の姫と神盟騎士団      
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