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<<   作成日時 : 2016/01/10 07:32   >>

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数盛りすぎぃ!

百魔の主 (FUJIMI SHOBO NOVELS)
KADOKAWA/富士見書房
2015-05-20
葵大和

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「未練に囚われた魂よ、今こそ呪縛を解き放ち次の場所へ。・・・・さらばだ、旧時代の英霊たちよ」

百の英霊に能力を授けられ、育てられ、追われる二十一の魔王と共に安住の地を求めて往く物語。

とりあえず数を盛りすぎだろう。
扱いきれるかとか以前に名前すら出てないキャラ多すぎるし。
作者もこれこの時点で百の英霊全部ちゃんと作ってあんの?レベル。
いくらでも後付でなんとか出来ちゃいそうなのがもう不安要素でしかない。
その上で共に行く魔王二十一人とかもうちゃんと名前出てキャラが立つのいつだよ?っていう。

年末に書籍版が出た「セブンス」なんかが最終的には似通ったところのある作品になると思うんですよね。
7人のご先祖様のスキルを受け継ぎ、助言を与えられながらってのも、最終的に彼らと別れることになるのも、この作品の英霊に対するものと似通ってますし、同行者である魔王21人は最終的なハーレム人員がそのくらいになってたので似通っていると言えなくもないですし。
この1巻の時点と、完結し終わっている作品なので一概に比べる事は出来ませんけれど、それでもやっぱり最初に数をドカンと盛り込んじゃったのは色々と拙いというか盛りすぎ感が強い。
というか英霊との別れとか上手くやれば良い泣き所にし易い場面のはずなのに(実際セブンスのご先祖との別れの場面はどれも良いシーンだと思う)かなりもったいない扱いだと思う。

あとは設定的な矛盾かな。
「力」あるものを利用するために、もしくはその「力」を搾取するための方便として国家が認定する「魔王」という業なわけですが、これは国家間戦争に対する戦略的な意図によるものなんですから狩ることばかりが主流になるのはどう考えたっておかしい。
作中で魔王たちが「最終的には仕方ないスタンス」として考える「利用しあう関係」なんてのはどう考えたって今の「魔王」という存在への世の中の仕打ちを考えれば打ち出す国家がいくつあってもおかしくないはずだし、「敵対国家の英雄」を「魔王」にする事も当たり前にあるはずだと考えれば、少なくとも民間レベルでまで「魔王」は迫害される存在だとは思えない。

「迫害される者」という作者が作り出した(というか作りたい)設定の為にこの世界の人間の知性レベルがかなりおかしな事になってるようにしか思えないというのがまず難点。
まぁこれはこの1巻終了時点での世界の描写からは断ずる事は出来ないけれど、だとしても「霊山に集った二十一人の魔王」というファクターを思うとやっぱり無理があり過ぎると思う。

百の英霊の能力を受け継いだ時点で並みの敵が相手だと盛り上がりに欠ける事も考えればこうする他なかったという考えることも出来るけど、そうなるともうプロットの時点で破綻してるんじゃね?って実も蓋もない意見になるんだよねぇ。

タイトルの「百魔の主」の百魔が百の魔王の事だとしたらこの作品はとても水滸伝的だと水滸伝=幻想水滸伝な自分は思うんだけどスタートだけは三国志で良かった思うのよ。
まぁこの場合の三国志って要するに桃園の誓いの事で、要するに最初の旅の仲間はアイズまで良かったんじゃね?って話なわけで、どこまで行ってもこの作品に対する感想はまず数盛りすぎィ!になるって事なんですが。



ちなみにどうでも良い話ですが、これkindle版を購入したんですけど、その購入自体は間違えたものだったり。
書籍版をカートに入れたつもりがkindle版のページだったせいで購入してたっていう。
kindle作品って「カートに入れてまとめて買う」ってのが出来ないのが不便よね。
しかも注文した直後しかキャンセル出来ないっぽいし。
あとkindleの不便っていうと見開き系の挿絵をしっかりしたサイズで見るためにはいちいち横画面モードにしなきゃいけないって事よな。

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