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zoom RSS 落第騎士の英雄譚 9

<<   作成日時 : 2016/02/08 09:10   >>

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ついに約束の舞台へ

落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)9 (GA文庫)
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定められた「枠」というものははみ出すべきものではないと思う自分にとって、最後の「覚醒」という設定はちょっと自分の中に賛否両論あったかな、とも。
この場合の「枠」とはすなわち「設定」の事で、つまり「前提」ですね。
「ランク」などの人の基準により定められた類いのようなものでなく、「魔力量の変動はない」というのはこの作品の根幹をなす「設定」です。
作品の前提となる設定を例外で覆すというのはつまりご都合主義がいくらでもまかり通る何でもアリの世界になってしまうわけで、それって要はサッカーの試合中にボールを手に持ってラグビーよろしく相手ゴールまで突っ走ってトライして5点Get!とか言い出すのと同じです。
もしくはごくごく普通の現代日本を舞台にしたミステリで殺人方法が魔法ですとか。

端からルール無用の何でもアリの方向に突き抜けたような作品ならばともかく、少なくともこの9巻までかなり無理やりな論拠であろうとも一応はそのルールに乗っ取って足掻いてきた一騎にそれをさせてしまった事は自分にとってはちょっと残念な形でした。
ここまでに少しでも何か例外足りうる事例や人物がいればまだしもさすがに今回のそれは唐突に過ぎましたからね。


最も、この作品の最大の価値はそういった部分ではなく「想い」のぶつけ合いにあるわけで。
最愛の恋人・・・・であると同時に最高のライバルでもある一騎とステラ。
今回はそんな二人のただでさえ濃密な関係性がさらに凝縮されたようなとても濃い決勝戦でした。

昨今の草食系主人公には無い独占欲が、執着が、そして何より限りの無いステラへの愛という想いが、定められた運命を切り開く力(=魔力)になるというのは、それはそれで悪くはない、納得できなくも無い展開だという気持ちもあるのですけれどね。
古今東西「想いが運命を切り開く」ってのは良くある王道ネタなわけですし、ここまでさんざん言われた魔力=運命を切り開く力みたいな言われ方もしていたわけで、上手く当て嵌めてるとは思いました。
それでもそれならそれでそういった事例がどこかで確認くらいされているものだと思う気持ちもあるわけで。


で、そんな想いのぶつけ合いのその後に待っていたのは・・・・、という。
まぁ意外と最近はこういったところまで行く作品もないではないですけどね。
いや、間違いなく貪ったのはヒロインの方だという辺りはアレですけど、最初の一手は主人公からでしたから男の沽券という意味ではギリギリ守られたかと。

しかしまぁ、珠雫の存在はこの作品における一種の清涼剤ですね。
彼女が居なければ糖度が果てしないことになりそうですし、ステラというヒロインの魅力を引き出す実に良い仕事をしてくれる小姑でもありますし。
ここしばらく読んだラノベの中で最優秀助演女優賞を与えるなら珠雫を置いて他にいない、ってレベルですわ。


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