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zoom RSS インスタント・マギ

<<   作成日時 : 2016/02/21 17:49   >>

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「お前の『久しぶり』って何時間あけば久しぶりなんだよ・・・・」



青年が極めた《科学》、その到達点にあったのは――《魔法》だった。科学者の青年が映像電子ドラッグで脳にストレスを加え、一時的に超能力者になる方法を発明する。彼はそれを即席の魔法《インスタント・マギ》と名付けた。それは古より世界に在った本物の《魔法》を脅かし、危機感を抱いた《魔法使い》たちは彼を巡って戦争を始めてしまい――? これは魔法が終わる物語。いつか科学が全ての魔法を解き明かす。

一見すると善良で無害で穏当な青年に見える主人公の隠れたマッドっぷりと、恋した少女へ向ける臆病な大型犬のような振る舞いのギャップにやられる作品でした。

スーパーダッシュ文庫で「ガリレオの魔法陣」を書いた青木潤太郎の新作。
あれも科学の発展が魔術を科学的に再現する類の世界観でしたね。
キャラも良くて個人的には長く続いて欲しいシリーズでしたが残念ながら1巻以降の音沙汰がなかったわけですが、このインスタント・マギが売れることでMF文庫から出た「MONSTER DAYS」が「竜と正義 人魔調停局捜査 File01」と改題されてこのノベルゼロから発売されなおしたように、「ガリレオの魔法陣」もノベルゼロから発売されなおさないかなぁなどと思ってみたり。

っつーかノベルゼロって挿絵なしなんですかね?
「竜と正義」の方は口絵に関しては豊富でしたけど、こちらは口絵も結構微妙な感じで、じゃあその分値段が安いかといえばそんな事もなく微妙に釈然としないという。
帯の使い方が特殊なのでそのせいだったりするんですかね?
というか竜と正義の口絵もMF文庫から出たときの分の使い回しなんですけど・・・・。


閑話休題で本作のお話に戻りますが、冒頭でも語ったようにこの主人公は一見無害なようでマッドな科学者なんですがそのくせヒロインへの対応が実に可愛いんですよね。
いや、最初はむしろヒロインの方が押せ押せでその理由も明かされないのでちょっと「?」って感じもあるんですけど、それもヒロインとその友達との作戦会議とか肉食師匠のキャラとかの問題で全然ありなんですけど、このヒロインの恋に落ちるきっかけが明かされる辺りから面白さがトップギアに入ってくる感じで、そこからは一気読みでした。

押せ押せで独占欲丸出しな子悪魔ヒロインですけど主人公の肝心なところではヘタレない臆病さがうまい具合にマッチして引っ張られてる感じの二人の関係がとても微笑ましいというかむしろ羨ましいというか。
ガリレオの魔法陣の方もヒロインの方が攻める類の関係で、主人公は受け手なんだけど鈍感とか難聴系じゃなくてあくまで不器用な朴念仁で微笑ましさを感じるヒロインと主人公のやり取りが素敵でしたけどこちらもこちらで善哉善哉。

好意はあるけどそれを上手く伝えられないし、かといって相手に押されてもそれをそのまま受け入れて一足飛びに関係を進めるような小器用な真似なんて出来ない頑固で不器用だけど愛らしい男を書かせたらこの作者、右に出るものはいないんじゃないですかね?


いやぁ、ホント今度こそ長期シリーズ化希望しますよ?
あわよくばガリレオの魔法陣の方もお願いします!


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