はるかかなたの年代記 双貌のスヴァローグ





舞台は遥かな未来。遠い異星の地。
万象を書き換える力―換象―
人類は換象という超常能力を手にした事で蟲類を駆逐し、繁栄を手に入れた。
しかし、一度滅びを向かえた文明は、人類にとって命綱とも言うべき換象の力さえも退行させてしまった。
そんな失われた換象技術を発掘することで強大な力を手にした「帝国」と
「帝国」に対抗するために作られた「同盟」
そして「同盟」によって作られた換象の技術を学び研究する学園。

ユウとカティアとクリス。
それぞれに秘密を抱えた3人の少年少女が学園で出会い、友情を紡ぐとき、物語は幕を開ける。



まぁ若干の荒さを感じるというか拙さを感じるというか、手放しで褒めるとまではいかない作品ですが魂のようなものはある作品と。
何よりもまずキャラクターが良い。

<真っ直ぐな主人公―ユウ・マミヤ>
危地においても折れぬ勇気を持った真っ直ぐな少年。人とは違った才を持つがゆえに人並みのことが出来ぬ自分に自信を持てないながらも努力を続ける少年。まぁ正直女顔とかは別になくていい要素という気はしましたけど

<ユウに宿った人格―チョールト>
とある理由で数年前にユウに宿った人格。割りと尊大でエロオヤジ。でも軽口叩きながらもユウの成長を促し、見守る保護者でもあり、良い兄貴分です。序盤は正直、存在の見せ方が押し付けがましいというかなんというか・・・。

<秘密を抱えた学園理事の令嬢―カティア・オルトラ>
クールというか真面目というか、表情は豊かだけどそのしゃべり方からやや硬質な印象を与えるヒロイン。生まれが理由で若干ずれたところも存在しますがとりあえず最後の「―バカッ! バカッ! バカバカバカバカバカバカバカバカーーーーーーーーッ!!」にはニヤニヤです。

<二人を見守る護衛―クリス・リッツォ>
こちらも二人を見守る兄貴分という感じですね。物語そのものにはあまり介入できませんでしたがその辺は次回に期待。カティアとユウの出会いの後、クリス、さらにネッド&マーシャまで出てくる展開はもう少し整理できなかったのかという・・・

<オルトラ家の従士にして学園の教師―グロリア・レーナー>
眼鏡で巨乳の女教師とか、それなんてファンタジー?みたいな。恋愛経験0のクセに女生徒の恋愛師匠をやる自爆体質といい、無自覚にユウとフラグ立ててる姿といい、実はかなり可愛い人ですよね。切り落とし発言の辺りコメディとしてはちょっと滑ってるかなぁ

<努力型の生徒会長―アレット・ジツェルマン>
副会長のフローラと比較して<太陽>や<金>と謳われる有能生徒会長。しかしてその実態は「努力努力の秀才タイプの苦労人」というのがまた良い。他二人もそうですけどこいつもこいつで無自覚ですよねぇ。

<副会長―フローラ・メイユール>
生徒会長のアレットと比較して<月>や<銀>と呼ばれる天才肌の副会長。どうやらクリスと因縁があるようで・・・・。次巻以降の活躍に期待です。

<気の良い生徒会書記の先輩―ネッド・モーガン>
最初の登場シーンの辺りは展開がバタバタしすぎですかねぇ。

<モーガン家に仕える騎士の家系―マーシャ・リリー>
「腐」設定はさすがにどうかと・・・・。いや、彼女個人としてではなくて世界観的な問題で、ですけど。


そして換象回りの設定がまた良い。
基礎として存在する造形術は物を作り出す力や成分の分離を司り、
基本の8色の属性により得意な系統が変わってくる。
そして既に失われた3色や数多の換象術の存在。


ちょこちょこ展開や掛け合いや物語の進行に違和を感じるところはありましたけどキャラのよさや設定には大いに満足。次巻移行に大いに期待ですね。ただまぁ、出来れば「ガチ」とかちょくちょく使われる現代的な表現は自粛してくれると嬉しいですねぇ。

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