物理の先生にあやまれっ!

最近はホントにスーパーダッシュ文庫が熱いなっ!


物理の先生にあやまれっ! (集英社スーパーダッシュ文庫)
集英社
2011-04-22
朝倉 サクヤ


Amazonアソシエイト by 物理の先生にあやまれっ! (集英社スーパーダッシュ文庫) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



突如世界に現われた7体の巨大ゴーレム。
その一体である秋葉原に現われた通称“秋葉ゴーレム”のパイロットになれる可能性を秘めた21人の高校生。
その内の一人であるキューこと橋良九星は自らを“正パイロット”と語り、残りの20人をおまけ扱いする綾瀬川椛に対し宣戦布告する。

「あれは俺の巨神兵だ!」
「わたしの鉄巨人よ!」

そして残る6体のゴーレムを有する各国もまたそれぞれの思惑で動き始め・・・。



まぁ好きな作品を語る時のお約束と化しているというか、いっそそれを特色として打ち出そうかなぁなんて考え始めている決まり文句ですが、実に主人公が魅力的ですね。

彼は自らがその世界を滅ぼすことすら出来るゴーレムの操縦者だと知ってから名乗り出るまでにその重さや意味を考えに考えている。それらを把握した上でそれに潰されそうになりながらもそれでも責任は果たすべきだと覚悟を持って名乗り出ている。これがまず素晴らしい。
その上で、自分一人だけがその資格を持っているわけではないと知った段階であっさりと、「支える人間の一人になれれば良い」と考える。これは責任の放棄と取られかねない考えだけど彼の場合は違う。亡き父親の言葉であり、自分の信念と化した想い。「支える人間の重要性」というやつに端を発した想いなのである。
現に、正パイロットとして名乗りを上げた綾瀬川の勘違い暴走っぷりに怒り、「俺がパイロットになってやる!」と啖呵を切っている。その上で彼女が成長を見せれば「俺が、俺たちが支えてやる」とサポートに回ることをなんのてらいもなく受け容れているし、他国のパイロットまで支えて見せるのだ。
芯が一本きっちりと通っていて肝心な所でブレがない。自分の好きになる主人公の定型パターンですね。

おまけにハーレムだけど彼は鈍感じゃありません。←ここ重要。
ちょっとばかり優柔不断な気はしますけど少なくとも鈍感じゃないし、そもそも彼は最後に国家と言う頚木から解き放たれているのでハーレムだって合法です!
途中の二兎を追うもの一途も得ずになりかねない場面も、寄ってくる幼馴染には「待て」→「放置」→「どうして来てくれなかったの!」→「ばっか、オメェ放置プレイ知らねえのかよ」ときたもんだ。やべぇ天才だ!


誰もが一度は考えたことのあるであろう議題。
「どうすれば世界は平和になるのか?」

7体の、1体ですら世界を滅ぼせるだけの力を持った超兵器たるゴーレムが7体も出現した今だからこそ、それらを操れるのがほんの一握りの、ゴーレムに選ばれた者だけだからこそ、彼らが手を繋ぎさえすれば実現が出来る、と。
主人公は語る。威としてただ在るだけの存在として、たった7人が手を繋ぎさえすれば実現可能な世界平和。
もちろんそれは軍事に限った話であり、それに限ってすらまだまだ甘いところのある話ではある。
それでもそこが始まりになる。
現に4人が手を取り合えた。
・・・まぁ痴情のもつれからあっさり全面抗争に陥りかねない状況ですけど(笑)


ヒロインも魅力的ですね。
猫系のパートナーとドMな子犬系幼馴染。

我侭は恋する女の子の特権です。
部屋が隣りじゃないと交渉のテーブルに着きません
部屋が一緒じゃないと交渉のテーブルに着きません
出遅れた二人のヒロインの猛攻。
いいぞ!もっとやれ!
強気なほうが意外とおとなしめで、おとなしめの方が意外と大胆という。
ギャップ萌えも揃って完備で素晴らしいの一言。

「わたしがきみの居場所をとっても文句はいわないでおくれよ」
天才先生のくせにやたら決まらない、へちょくて、でもダイナマイツで、そして何か裏もありそな23歳彼氏いない歴=年齢の年上枠。


そしてまだ見ぬ3人のゴーレムの操縦者。
最後に語られぬ先生の願い。


スーパーダッシュ文庫、ホント最近熱いなっ!

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック