魔法科高校の劣等生 1 入学編<上>

最近多い人気web小説の書籍化です。


魔法科高校の劣等生 1 入学編 上 (電撃文庫 さ 14-1)
アスキー・メディアワークス
2011-07-08
佐島 勤

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さてさて、個人的に俺TUEEEEEは別に嫌いじゃないんですがどうもこの作品はタイトルに「劣等生」と付けたり実際に能力はあるのに無いように振舞うというか、「下から見下ろしている」ような?そういった不思議な感覚がどうも拭えずに序盤はホントに気持ち悪かったです。
なんかやたらと女性陣に初期から軒並み好印象だったり、達観というよりも慇懃無礼という言葉がニュアンス的に近いですかね?「自分劣ってますから」的な態度をとりつつも内心見下しまくりというか「俺の方が上」感バリバリに感じまして、うん、どうにも序盤は気持ち悪くて仕方なかった。

おまけに魔法関係の設定が濃いせいか説明にかなり文章量を取られるのでテンポが悪いというか、その辺はなんとなくニュアンスで伝わればいいじゃん?みたいな自分としてはかったるいことこの上ない。

ヒロインも兄に兄妹以上の感情を抱く妹とか、やたら好意的な裏表のある生徒会長とボーイッシュな二人の先輩に、ワケありじみたクラスメイト二人と、正直手垢がつきまくったというか、探せばいくらでもいるような凡庸さしか持ち合わせないような、それでいてやぱり一定の需要のあるタイプばかりでどうにもある程度以上に気に入るのが難しいという感じ。

掛け合いのほうもこれといって優れたものがあるわけでもない。

それでも無料であるがゆえに支持されにくい、というか「読み続けてもらう」というのが商業作品と比べて難しいと思われるweb小説という媒体で一定以上の支持を得ただけあるというか、慣れてくれば普通に俺TUEEEE主人公としても楽しめるし、ヒロインも抜きん出たものは無いとはいえ、やはりそれでも一定の需要は満たす、ある意味で「分かっている」描き方というか、なんだかんだで楽しめました。


正直、同じweb小説からやってきた、この小説の推薦文を書いている川原礫氏の作品とか読んでも思うのですけど、web小説って似てるんですかね?単に書籍化する作品の傾向が似通っているというか同じ電撃からの書籍化ですから担当の好みとかなのかもしれませんけど、なんか凄い同じ空気のような物を感じてしまいましたね。
なんというか主人公がやたらめったら凄くて、なおかつ基本的に「正しい側」というか。悪者がいてそれと敵対する凄い主人公がバッサバッサと悪者を退治して、ヒロインにモテモテで、という。
主人公の悩みとかも基本的に誰かを慮ったものとか、気遣いみたいなものから発生していて自身の弱さとかじゃないんですよね。あくまで主人公は常に「正しい」側という。
まぁあくまで自分が感じたものでしかないですし、そもそもそれを感じたのがソードアートオンラインとコレと、サンプルは二つだけですからね。それでweb小説全体の傾向を語るなんて失笑モノですけど。


まぁなんか結構批判的な感じになりましたけどそれなりに楽しめました。
俺TUEEEE好きな人ならやっぱり楽しめるとも思います。

この記事へのコメント

とおりすがり
2011年09月26日 07:16
>web小説全体の傾向を語るなんて失笑モノですけど。

Web小説全体の傾向と言うより、ライトノベルのファン層の多数派に無難に受けて、売れる作品の傾向はそんな感じ。
おたおた
2011年09月26日 16:53
>とおりすがりさん
コメントどうもです。
ライトノベル全体通じて売れる作品に多少の傾向があるのはそうなんでしょけど自分が感じたのはもう少し細かいレベルでの相似ですね。まぁこちらの文章力の問題で上手く表現できていないんですけど(苦笑)

どちらにも通じるその「匂い」のようなものが自分の好みから外れていたものでちょっと捻くれた見方というか言い様になっています(笑)

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