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<<   作成日時 : 2011/12/07 19:17   >>

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「埋もれるってのもコレはコレで悔しいものだな」


パンツブレイカー (一迅社文庫)
一迅社
2011-11-19
神尾 丈治

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他人に過度の期待はしてはいけない。
奪われたもの、手に入らなかったものに固執してはいけない。
拗ねていても状況は悪くなるだけ。運命なんて恨んだところで始まらない。
少なくとも胸を張っていこう。まっすぐに歩いて手に入るはずのものだけは取りこぼさないように。
その上で、逃げるときは逃げる、土下座するときは土下座する。それで済むならなんでもする。
だから、正幸に守るべき信条は少ないのだ。


「半径2メートル以内にあるあらゆるパンツのようなものを消すだけ」という能力を授かってしまった主人公。
何処をどう考えてもエロコメにしかならないようなこの設定を真面目に考えて真面目に作ってしまった本作。

本人が望まずに手に入れてしまったその異能が自分と家族に与えた影響は計り知れなく、それでも曲がらずに、真っ直ぐに、胸を張って生きてきたという主人公とその主人公をサポートしてきた妹がとにもかくにも魅力的です。


「マサ兄、なにも悪いことしていないじゃない。変な能力が出ちゃったけど、それだけじゃない。それをみんなおもしろがっていじり回して、飽きたら今度は疫病神扱いして、マサ兄は人に迷惑かけないように気をつけているのに、勝手に近づいてパンツ消されたからって、みんなマサ兄を最低の変態扱いして・・・それどころか犯罪者みたいに蔑んで、アタシにだけ気をつかって善人ぶろうとするんだ」
「パンツぐらいでなんなのよ!たいして困るもんでもないじゃない!なんでマサ兄がこんなに苦労しなきゃいけないの!?そういうの自業自得であたりまえって顔してるやつ、みんなみんな大嫌い!」


心無い周囲の蔑みや差別、迫害から逃げるために転居を繰り返し、必然友達付き合いもほとんど出来ず、それでも兄に非はないのだからと日常生活も困難な(何しろ普通に買い物が出来ない)兄のサポートに執心してきた妹にとって、一見常識的な気遣いは逆に地雷にしかなりえない。
常識的に「ソレ」はおかしくとも、非常識な異能を得てしまった兄の世話をする上でそれは極めて合理的な判断なわけで、「そこまですることない」なんて、「ソレ」をしなけりゃまともに生活が出来ない兄はではどうするのだという話なわけで・・・。
誰かを気遣っているように見えても実際には別の誰かの事を一切考えていない発言で、しかもそれが誰かにとって大事なものであれば気遣いも見当違い甚だしいというお話。自分の尺度でしか物を見ないで気遣いなんて・・・気遣い(笑)って話。
まぁ、ちと攻撃的な意見なわけですが。おまけに物語的にはかなりさらっと流れた部分なのでわざわざ取り上げるべき事柄でもないという。

とはいえ、妹のピークがこの辺りなので、妹が一番のお気に入りだった自分的にはここを取り上げざるを得ないわけで。

わりかし不幸な境遇にあったくせに主人公がここまで曲がらず真っ直ぐに、そして胸を張りつつもおバカに誇り高く生きてこれたのってどう考えたって、この妹という味方がいたからですよね?
兄は悪くないと信じ(それが境遇上不可避だったとしても)、厄介な異能の持ち主である自分の生活をサポートし、その上でこれだけ朗らかに笑顔を見せてくれ、彼の為に本気で怒ってくれれば、これはもう兄として妹に見栄を張らずにはいられない。カッコいい生き方を見せねばならぬと、確かに自慢できる兄なのだと思わせてやらねばならぬと。まぁパンツブレイカーゆえに他人からの評価というのはどうしたって芳しくはないわけですが、それでも自分を真っ直ぐに見てくれる人に恥ずかしくない生き様を見せねばならぬと奮起するでしょう。

この作品はそういった主人公の在り方が一つの魅力になっているわけでして、その主人公の在り方を決定付けているのが妹の美幸である以上、飛び級の天才で超能力者でおまけに巫女なというハイスペック不思議系少女なメインヒロインに、リアル狼少女に、ツンデレ気質ぷんぷんの委員長体質少女など魅力的な少女がどれだけいても個人的イチオシは妹一択にならざるを得ないわけで。


とりあえず、次回は委員長体質な瞳ちゃんの掘り下げ&フラグ立て回、んでその次が妹の参戦決意イベント・・・もしくはまとめて1冊でもいいかな。まぁとかく続きは出してくださいという。
リアル狼少女も個人的には嫌いじゃない・・・というかむしろ好きなので参戦して欲しい。
あとはせっかくですからもっと色々と多種多様なギフトの持ち主に登場して欲しいですね。特に「ブラックギフト」の持ち主。

どの程度の範囲まで有効かはわからないし、消せる武器の範囲も分からないけれど、これってもしかして紛争地域辺りに連れて行って発動させたら停戦まで余裕で漕ぎつけられるんじゃ・・・・・とか思ったり。ある意味平和の使者?

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