おと×まほ 14

ラスボス現る。


おと×まほ 14 (GA文庫)
ソフトバンククリエイティブ
白瀬 修

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by おと×まほ 14 (GA文庫) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



「貴方が敵ならそれだって構わない。ラスボスになったっていい。でも、そんな顔したまま生きることだけは、絶対に許しませんから!あんなに笑顔の似合う人が、そんな暗い顔をして生きるなんて、絶対に認めない!」
「だからボクは、あなたと戦います」


かなたんはアップダウンが激しいのが唯一の欠点ですな。
前回の終盤や今回の「ボクなんかの為に」とかああなるとウザい事この上ないんですけど、振り切れたときの男の子っぷりは逆にカッコいいことこの上ない。
思わずるま子がぶちゅっとやっちゃったのも良くわかるというもの。
まぁそのアップダウンの差こそが緩急になっていて燃えに繋がっているというのもあるんでそのウザさもこの作品に欠かせないものなわけですが。

今回は古伊万里さんも頑張ってくれはしたものの、やはり一番の殊勲はるま子ですかね。創造領域への覚醒は実にるま子らしくて良かった。確かに彼女はそう、そうなのだ。戦闘においては冷静沈着な歴戦の戦士然としていながらも、彼女のその魔法は、本質は「炎」なのである。燃え盛る紅蓮の炎。「それ」を支えるのもやはり熱い熱い意思であり情熱である。そうであるからこそ彼女は魔法少女となり、そうであるからこそ彼女はこれまで戦ってこれた。であればこそ、彼女が創造領域へと至るのに必要なものは頭で考えて見つかるようなものであるはずがなく、彼女の心を燃やす何かが必要であった。そして彼女の創造領域はあらゆるものを燃やす圧倒的な炎であったわけだ。いや~自分の心も燃やされましたね・・・とかドヤ顔で言ってみるがあまり上手くはない・・・・か?

もう一つ、燃えたのがいいんちょVSバズ戦。
るま子の本質を「炎」とするならばいいんちょのそれは何か。個人的には「毒」とか「捕食者」とかそんなイメージになりますけど。もしくは「蛇」とか「蜘蛛」とか、真綿でじわじわと首を絞める感じとか、まぁそんな感じ。
あなたは知るべきです。今まで奪ってきたものが、どれだけの重さを持っているのかを
とまぁ戦利品に毒を仕込んで最終的に勝利を得る辺りやっぱそれっぽいものじゃないかなぁとか思うんですよね。なんとも「らしい」勝利だと個人的には思いましたし。


そして最後の彼方の宣戦布告。
「言われっぱなしは性にあわない」
これに尽きますよね。
確かに彼方は見た目女の子っぽいし、今回はもう半ばまでヒロインでしかなかったし、普段弄られていて、萌え萌えなヒロインである。
でも、しかし、彼のその本質はどこまでも男の子なのである。
負けず嫌いなのだ。
どうしようもないまでに負けず嫌いなのである。
その負けず嫌いこそが不屈の意思となり、数多の難敵を叩き伏せてきた根源であった。
そんな彼方に勝ち逃げなど、言い逃げなど、火に油を注ぐような行いをすればどうなるか?


この作品はそういったキャラクターの本質というものを大事にしている印象が強いかなと個人的には思いますね。そこにブレがないというか。一本芯が通っているというか。

まぁなにはともあれ物語はクライマックス。
ついに完結ですかね。
古伊万里さんは次、結構出番ありそな感じ・・・というかあると良いな。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック