Tとパンツとイイ話 2

発想の突飛さと女の子の可愛さに定評のある作品。

Tとパンツとイイ話 2 (MF文庫J)
メディアファクトリー
2012-02-23
本村大志

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「例えばさ。女子力を一から十まででランク付けしたとするじゃん?日渡の妹の、茜ちゃんだっけ?あの子を女子力MAXの十として、あたしが三ぐらいだとすると」
「そまりちゃんはそんなに低くないよ。三・一くらいはあるよ、女子力」
「何の意味もないフォローありがとう。でもあんたの女子力は一から十のどこにも存在しないから」
「何、そまりちゃん。まさか私の女子力はマイナスだとでも言いたいの?」
「いや、虚数」
「虚数!?」


この作者以外には無理だろ?って感じのなんかもう斜め上とかそんな次元じゃない、多分五次元とか六次元方向に突き抜けた発想と、その発想力が生み出すちょっと(ちょっ・・・と・・?)変わった女の子の可愛さが魅力のシリーズです。

ただ、そんな突飛な発想力が築き上げている独特な雰囲気を持ったこの作品にあってなぜか主人公だけがかなり平凡。
正直これなら自分は主人公の親友である影時こそが主人公の立場に相応しいと思うんですよね。
主人公と光里とのイチャイチャっぷりもこれはこれで良いものだと思うんですよ?
でも振り回されたりヘタレたり、積極性の欠片も見出せないんですよ、この主人公。
それに比べたら影時みたいなキャラの方が色々としっくりくるんですよね。
今回だったらジョゼ子を不良から助けるのとか、プロポーズまがいの事して惚れられるのとか、光里の夢の中で光里のクイズに答えるのも、主人公のアレだとなんかただのヘタレがヒロインに追い詰められて・・・・っていう風にしか見えないんだけど、影時みたいなキャラだったら、そこで初めて素直に本音を漏らすのもなんか絆っぽく見えるというか。
本心が見えにくい変人だから、誤解も多いし、時には不安にもさせるけど、ツボにハマッた時には破壊力がデカイし、色々と行動の裏が見えるともう離れられないっていうかね。
バイタリティとか、人物的な魅力とか、なんか諸々で主人公と影時比べて主人公が勝っている部分であるのかな?っていうね。
事件の中心にいるのは光里だし、あらゆる面で影時に劣り、持っているのは繋がりのみの主人公って話で、それ、居る意味あるの?っていう話。
主人公の位置に影時がきても何一つ不自由がないっていう、主人公の唯一性というんでしょうか?他の何とも代替が利かない何か。
そういうのを感じられないんですよ。
そこがちょっと自分がこの作品を楽しむ上でのマイナスポイントになっています。
主人公が影時だったら多分今のMF文庫Jなら一番のお気に入りになるんですけどね。
勿体無い話です。

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