木崎くんと呼ばないで!

「個人的には」という前置きの上で言うけれど、無価値でした。

木崎くんと呼ばないで! (GA文庫)
ソフトバンククリエイティブ
長物 守

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テンプレを逸脱しない上に雑。
一言で言うならそんな感じ。

始まりからして無理やり作者が流れを作ってる感じで、おまけに次々と登場するキャラはどれもオリジナリティなんて欠片もなくて、予定調和のままに話は進む。
どこかに転がっていそうなものを拾って積み上げているだけのような作品。
しかもその積み上げ作業が機械任せみたいな。
つまりこの作品に作者がいる意味を感じないというのだろうか。

ラノベってのは・・・まぁラノベに限らないんだろうけれど、つまりクリエーターってのは何か熱があるものなんだと思う。
ラノベ作家ならつまりそれはこんなキャラが描きたい!とか、こんなテーマが描きたい!とか、こんなストーリーが描きたい!とか、こんなシーンが描きたい!みたいなそういう熱があるものだと思う。
結果として似通ったものが出来上がる事はあっても、どこかに必ずその作者ならではの熱のようなものはある。
そう思うんだけれど、自分はこの作品からはこういった「これが描きたい」という熱を一切感じなかった。
まぁ実際のところ、かなり早々に見切りをつけて斜め読みしてたので偉そうな言葉を吐く資格はないんだけれど。
それでもなんというか、物語に引き込まれる要素が欠片もなかった。

展開ひとつひとつ、セリフひとつひとつ、キャラ設定ひとつひとつ、そのどれを取っても「借り物」臭さがプンプン漂ってくる。
地の文までもである。

「オタクのオタクによるオタクの為の作品」
そういうイメージ。
ひたすらにこの主人公のこの物語における立ち位置が気持ち悪くて仕方ない。
鳥肌が立つレベルです。

基本的に自分が「共感」を足がかりに「感情移入」をして物語に入っていくのに、あらゆるキャラのあらゆる部分が全く自分の型とは違う精神構造をしているというか、全く思考段階で理解不能な流れを汲んでいるというか、根本部分が物語の設定による作者の強制で、キャラクターの心情における説得力をまるで持っていないせいで、キャラクターに設定だけの記号的な魅力しか感じず、それが最後まで足を引っ張っていたのかな。

まぁそんな感じ。

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