対魔導学園35試験小隊 1.英雄召喚

銃全盛の時代に刀一本でいざ征かん!

対魔導学園35試験小隊1.英雄召喚 (富士見ファンタジア文庫)
富士見書房
2012-05-19
柳実 冬貴

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「俺の仲間をボロボロにしてくれたんだ・・・・絶対にただじゃすまさねぇ・・・・・!」
「草薙諸刃流皆伝、草薙哮。現時刻をもって此処を戦場と心得た――」

「――問答無用で征かせてもらう!」


剣の時代が終わり、魔導の時代が訪れ、
魔導の時代が終わり、銃の時代が訪れ、
そして銃全盛の時代に生れ落ちた剣術馬鹿がここに一人。

ってこのシチュがもうとにかくたまりませんね!

たった一つの誇り。
たった一つのこだわり。
たった一つの意地。

落ちこぼれで、雑魚小隊なんて呼ばれて、嘲笑の対象で。
それでも捨てられぬ己の拠り所、アイデンティティ。

後生大事にどこまでも、最期まで持ち続けたその誇りと意地と、それを「刀に認められる」という最高の栄誉。
歪な2つの力の歯車が噛み合い、生まれる新時代の最強。

燃えないわけがない!


一方で、折れそうな心を狂気に浸し、復讐に生きる少女。
最強クラスの武力と、どこまでも不器用に人を拒絶し孤独の道を歩む脆さ、危うさを秘めた心。
そのアンバランスさが保護欲を誘うのなんのって。
しかも、なんだかんだで心の防御力がかなり弱めだしなッ!

今回おまけ臭かった小隊の残りの二人も、キワモノっぷりが目立ちながらも一流の腕も同時に持っていて。
やっぱ王道の、主流の果てにあるハイエンドタイプの最強もそれはそれでイイのだけれど、歪な部品が偶然と必然によって型に嵌り生まれる、再現不可能なワンオフタイプの最強ってのはより燃えますな!

いやー、どこまでも作者の趣味に走ったような作品だと感じました。
そしてその作者の趣味が自分とも上手い具合に被っちゃっているので自分的にもツボでツボで。


しかし最後の妹との面会
「変える」って理事長への宣言は野心とかではなくて、そういう意味合いだったんですねぇ。
これはこの世界における立場的な意味でも今後の展開にも色々と期待です。

個人的には魔女とも異端審問とも距離を置き、手を取りあい、どちらにも属さずに、どちらの勢力の人材も属するような感じで更なる先鋭化と、色々なタイプの強敵を相手に大暴れして欲しいですな。



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