やはり俺の青春ラブコメは間違っている。 6

ゆゆゆ、ゆきのんががでででででで、デレたーーーーーー!?

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。6 (ガガガ文庫)
小学館
2012-11-20
渡 航

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「言い訳なんて意味ねぇよ。人間、大事なことほど勝手に判断するんだから」

アニメ化も決まって絶好調の俺ガイル。
ついに、ついについに!ゆきのんがデレたーーーーーーー!?

八幡△
「神のみぞ知るセカイ」の某落とし神とかもそうなんですけれど、実を取る為に名を捨てられるキャラって好きなんですよね。
傷つく事を恐れないってのとは少し違って、何かを得ようというのであれば何かを失う可能性を恐れてはいけないっていうのかね。
言うなればそれは等価交換なのでしょうか。
別に必ずしも「失え」と言うわけじゃあない。
ただ失う事を尻込みしながら得る事だけを願おうというのは少し図々しいんじゃないかね?っていう。
だから彼らのようなキャラクターは大好きなのです。

いつでも、どこでも、すべてが丸く収まるハッピーエンドなど望めるものじゃない。
だからこそ、どこかで、誰かが何かを捨ててでも収まるべきところに物語を収める為に動いている。
それが物語に一定の説得力を与えるというかね。

だからといって葉山というキャラを否定する気も欠片もない。
きっと誰をも救いたいと願う葉山もまた誰をも救えない自分にもどかしさを、そして自分が救えぬ誰かを救う八幡に劣等感のようなものを感じてしまっているだろうから。

また八幡自身も別に誰かを、何かを救おうなんて気はきっとこれっぽっちもなくて、そして彼一人で誰かを救っているわけでもなく、救ったなんて欠片も思っていなくて。
彼はただその生真面目さ・高潔さが許せなかったものを、無責任さを、それによって押しつぶされかけていたものの負担を減らすために、彼の信じる「正しさ」のために、正論でそれを振りかざすのではなくて、正しき形の為に自らが泥を被ってでも是正したわけで。
正しさを強要する融通の利かなさではなく、「誰か」に肩入れするのでもなく、為すことに酔うのでもなく、そこにあるのは不器用な誠実さであり高潔さでありそして優しさであるように思えてその在り方が愛おしいのですよ。


「比企谷。誰かを助けることは、君自身が傷ついていい理由にはならないよ」
「・・・・たとえ、君が痛みに慣れているのだとしてもだ。君が傷つくのを見て、痛ましく思う人間もいることにそろそろ気がつくべきだ、君は」

ああもう、静ちゃんマジいい先生ですよね。
あの八幡をしてすら一言頷く事しか出来ない優しい優しいお説教。

有象無象の嘲弄や罵倒、侮蔑と引き換えにたった数人でも彼のその高潔さを理解し認めてくれるのであれば、それはきっと彼にとっては有象無象からの賞賛などよりもよっぽど誇らしく救われるものだと思うんですけどね。
彼自身はそれでよくとも、そんな彼の境遇に心痛めてしまうものがいる事も事実で。

彼がどんな形に成長をしていくのか楽しみでありますなー。


それはそれとして女王様が意外と萌えキャラよね?
ガハマさんとはまた方向性違うけど意外とアホキャラなのが。
なんかちょっとだけほんわかしてしまいます。

海老名さんはもう・・・・・・手遅れだorz
川崎さんはとりあえず名前覚えてもらわないとな。
八幡に勢いで告白されちゃってますけど尾を引いていたら面白いナー。
そして今回いいとこが一つもなかった相模さんには以後何かしらあるのかないのか。
少しでも成長してくれればいいんだけれど・・・・。
 

「誰かを頼る、みんなで助け合う、支え合うってのは一般的には正しいことこの上ない」
「でも理想論だ。それで世界は回ってない。必ず誰かが貧乏くじ引くし、押し付けられる奴は出てくる。誰かが泥をかぶんなきゃいけない。それが現実だろ」

こういうセリフが出てくる辺り、この作品ってホント非リア充向けのラノベだなぁって思いますし、この作者が非リア充だったんだなぁって思います。
だって俺もいっつも思ってるもの!押し付けられてるもの!!貧乏くじ引きまくりだもの!!!

結論:リア充爆発しろ!


シリーズの感想はこちら。
http://otakouta.at.webry.info/201207/article_21.html(5巻)
http://otakouta.at.webry.info/201203/article_18.html(4巻)
http://otakouta.at.webry.info/201111/article_19.html(3巻)
http://otakouta.at.webry.info/201107/article_10.html(2巻)
http://otakouta.at.webry.info/201107/article_7.html(1巻)

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この記事へのコメント

aki
2013年01月16日 21:30
あまりにもこの巻が面白かったのでレビューサイトを巡回していたところ、このサイトにたどり着きました。

1巻のレビューも含めて、管理人さんの魂の叫びを聞いたような気がしますww何にせよ、友達いないっていうのも、こういう本に異常に感情移入して読めて楽しめてしまうので、そんなに悪いものじゃないかなぁと思ったりします。
おたおた
2013年01月17日 10:13
akiさんコメントありがとうございます。

1巻の感想は・・・・・記憶の果て、忘却の彼方に存在していたわけですが、「何書いたっけ?」なんて思わず確認してみたら冷や汗ぶわっ!みたいな。好奇心が猫を殺すという言葉の意味を噛み締めてみたり(違う

立場が違えば感情移入するものも違いますからどんな人にもそういう作品はあるわけで、それをもってしてぼっちも悪くないというのはさすがにポジティブに過ぎるというか・・・・むしろこれは自分がネガティブで、だからお前はぼっちなんだよ!と思わず自分で自分を蔑んでみたり。
躁鬱激しく忙しく、見事にまぁぼっちテイストなコメントだと自分で自分に感心してみたりする事になったわけですが。
aki
2013年01月17日 19:45
ぼっちの躁鬱が猛烈っていうのはすっごいわかる!悲しいくらいに…

個人名を出してしまって申し訳ないけど、たとえば有川浩さんの作品とかはもういっさら共感しないし楽しくないんだ。なんでかっていうとああいう現実が身に降りかかったことがないから。あれが楽しいって思う人がいてたくさん売れてるってことは、確かにおたおたさんの言うとおり立場によって感情移入する対象は違うんだろうなぁ…

でも、『図書館戦争』とかの面白さが分からなくても、はまちの面白さがわかれてよかったです。ゆきのんは既存のラノベヒロイン観を打ち破りましたよ、個人的に!既刊6巻でようやくデレるとかどういうことなの…
おたおた
2013年01月21日 10:06
自分が全く楽しめない作品がやたら人気ある場合。その作品を好きな人間にまで否定的スタンスが拡大する狭量な人間がここにおります。
だからっ!だからぼっちなんだ!?(T∇T)アハハ・・・(|||_ _)ハハ・・・

>既刊6巻でようやくデレ
最近のツンデレはデレるのが早いと思うので時々でいいからゆきのんレベルの難度のツンデレと出会いたいと思いますです。
まぁ、ゆきのんをツンデレと呼ぶべきかは分かりませんが。

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