月に寄りそう乙女の作法 感想その2

今回は湊ルートの感想ですよー?

月に寄りそう乙女の作法 -LimitedEdition-
Navel
2012-10-26

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 月に寄りそう乙女の作法 -LimitedEdition- の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


「綺麗事」が「ご都合主義」によりまかり通る。
このルートを総括すればそんな感じか。

「恋する乙女はうざい」

それは真理だ。
夢を追い求め学ぶ場に一人、恋に浮かれたバカが混ざればそれは目障りだろう。
しかし幸か不幸か湊は勤勉であり、また排斥の原因も家柄の差による侮蔑と、そして妬みである。
なんとも理不尽極まりない「谷」である。
しかしそんなものは人生においていくらでも起こりうる苦難の一つでしかない。
であるのにライターは主人公たちにこれ以上の苦難を与えるのを酷だとでも思ったのか、この後の彼らの歩む道にはたった一つの石ころすら落とす事をしなかった。


「夢を追いかけること確かには大事だけれど・・・それよりも大切なものがある」

それは主人公が至る真理(笑)である。
しかし周囲を騙し、自らを偽り女学院に入学しておいて、他に大事なものを見つけたからと夢を棚上げにするというのは果たしてどうなのだろうか。
夢よりも大切なものは確かにあるのかもしれない。
彼が見つけた大切なものというのも夢よりも大切なものなのかもしれない。
しかし、人としての信義は果たして「それ」と比べるとどうなのだろうかと個人的には思ってしまう。
ましてやその「大切なもの」というのが

「湊と片時も離れていたくない」

などという願いでは。
あまつさえ、二人部屋になったとたんにエロエロしまくりな描写ばかりを描いた上でそんな事をのたまわれては。
その「大切なもの」とやらがどれほどに大層なものなのか、疑問しか浮かばない。

「本当にデザインがしたいのなら、大切な人を守ることをしてからでも、何十年遠回りをしたとしても、別に構いはしない。それが夢というもの」

夢(笑)
主人公の言葉に欠片の共感も抱けなくなっているのは果たしてリア充への妬みか?それともそれが「綺麗事」にしか聞こえない描写の問題か?


かくして自らの都合を優先させて学院と屋敷を去る二人に対して今後の展望を聞くルナ様に対する主人公の言葉。

「具体的にはどうするつもりだ?」
「湊と一緒に考えます(キリッ)」


とりあえず思ったのは、今まで何も考えてなかったのかよ!という。
時間は十分にあったのではないかな?
何も考えていないというのはどういう事かな?
現実味の欠片も無い言葉ばかりを口にし、ついには行き当たりばったりである。

これで苦労もせずに「なんとかなる」なら世の中に貧困も差別もなくなるよ。

しかし前述のとおり、ライターは最早この二人にこれ以上の苦難は必要ないという判断を下したようで、あれよあれよと周囲の人間が彼らの歩む道に転がる石を小石一つ見逃さずに拾いつくしてコンクリートで舗装するどころか動く歩道にまでしてしまう。
おかげで二人はイチャイチャしているだけで、「綺麗事」だけ並べ立てて、順風満帆な人生を送りましたとさ。

ここまでプレイした3ルートの中では最悪の出来だったよ。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック