ブレイブレイド 2.鉄鎖の泉

安全圏でふんぞり返っていたつもりがハリボテだった件についてwwww

ブレイブレイド2 - 鉄鎖の泉 (C・NOVELSファンタジア)
中央公論新社
あやめゆう

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ブレイブレイド2 - 鉄鎖の泉 (C・NOVELSファンタジア) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


「好き勝手やったら好き勝手やり返される。それでもいいなら好き勝手やりゃいいんだよ」

いやいや、まさかまさかのジン君大暴れに愉快痛快、気分は爽快ってなもんです。
そこは普通、黒幕がほくそ笑んで終わる場面だろうに。
胸糞悪い糞野朗どもをまとめて消し飛ばして宣戦布告とかやり過ぎこの上なくて素敵過ぎます。

いや、ホント普通、そこは権力的な後ろ盾のせいで手を出せなくて臍をかむ場面だろうに。
容赦なくまとめて消し飛ばしてくれちゃうとか。
しかもそれが餌でしかなくて本当の黒幕に宣戦布告かますとか。
もうね、愉快っつーか痛快過ぎて草生やしますよ? 
っwwwwwwwwwwwwwwwwww!
って感じですよ?

「ジンを怒らせるから悪いのよ」
エリスの言葉はまさにその通りではあるのだろうし、いっそ、そう言い切ってしまえれば楽なのだろうけれど、世の中はそれほどに単純でもないし、ジンの行動は極端に過ぎる。
だからこそ
「お兄ちゃんの――」
ローズのその叫びにまた草生やす事になるわけですが。

ふふん、どうだ!
お兄ちゃんは凄いんだぞ!
わたしはそんな事知ってたもん!

そんな気持ちと
いやでもなんか方向性が違うような・・・
悪者?
っつーかこれじゃただの犯ざ(ry

みたいな懊悩の見えるローズのブラコンっぷりがなんか妙に微笑ましかったです。


しかしまぁこの作品はやはり他の作品ではついつい呑んでしまう苛立ちにきっちりと片をつける主人公というのが痛快であり、それが何よりの魅力というところでしょうか。
最近だと「問題児達が異世界から来るそうですよ?」の逆廻十六夜が似たようなところのあるキャラですが、彼の「読者が望む感情を望む場面で爆発させてくれる」読者との一体感のようなものを感じる部分は、同時に彼が持つ万能性が逆廻十六夜というキャラを圧倒的な「ヒーロー」として描いているのに対して、ジン・アークロストという少年の「それ」はより過激で苛烈で、すべてを焼き尽くしかねない炎になりうるというか。
エリスが語るように、ジンは確かに滅多な事じゃ怒らないし、かなり理性的というか抑制の効く性格ではあるわけですけれど、それでもその激烈なまでの手段は良識的な他人からすると危険視されざるを得ないわけで。
それすらも踏まえて、分かった上での振る舞いであるからこそ痛快ではあるものの、ローズが嘆くようにもうちょっとどうにか穏便にやれんのか?と。
彼の行く末を案ずる側からすれば心配になってしまうのもまた真理というか。
まぁそのメーターの振り切れっぷりこそがこの作品の面白さの肝でもあるわけでなかなかに難しいわけですが。

いっそ彼を世間に対する「悪役」にして、ローズたち「勇者一行」を彼の捕縛を目的とした超法規的な類いの、国家に束縛されない騎士団にして、実は裏でこっそり繋がる部分は繋がっていて情報のやり取りをして世直しを企んでみたりとか、どうですかね。
ジン捕縛を建前に悪を為そうという権力者のもとに踏み込み証拠をつかんで御用。
ジンはジンでどうしようもない屑は一刀両断!
みたいな。

1巻を読み終わった時点ではジンがこの勇者一行のパーティを従えるようになると胸熱だと思ったけれど、この2つのパーティは一緒にならない、追うものと追われるものの関係のほうが面白いのかな?なんてちょっと考えを改めてみたり。


1巻の感想はこちら。
http://otakouta.at.webry.info/201210/article_9.html

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック