理想のヒモ生活 2

べっ、別に羨ましくなんてないんだからねっ!

理想のヒモ生活 2 (ヒーロー文庫)
主婦の友社
渡辺 恒彦

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「最近はゼンジロウ様もお一人で、後宮の外に出ることが増えましたなあ。臣下としては実に喜ばしいことです。やはり、一人で羽を伸ばしたくなることも多いでしょうからなあ」
「いや、羽を伸ばすなど、とんでもない。陛下がお忙しくて、おられない時の後宮など、火の消えた蝋燭のようなものだからな。その寂しさを紛らわすためよ」
「我ながら自分がここまで一途な人間だとは思わなかった。寝ても覚めても、頭に浮かぶのは、アウラ陛下とその腹にいる我が子のことばかりだ。情けないことだが、仕事もろくに手につかぬ。全く、困ったものだ」


やる事やってりゃ子供も出来る。
って事で第一子誕生で幕を閉じる第2巻。

主人公・善治郎が持ち込んだガラス玉が他国の血統魔法における重要な触媒になりそうだったり、善治郎にカープァだけでなくカープァに比する大国シャロワ・ジルベール双王国の片翼たるシャロワ王国の血が流れている可能性を示唆されたり、アウラが妊娠した事で夜の生活が滞る時機を狙い貴族からの側妃攻勢がやってきたり。
1巻が異世界の女王様のヒモとしての生活に適応しながらアウラとの仲を深めていく事に終始していたのに対して、この2巻では善治郎がこの異世界にやってきた事による影響が各所に出始めました。

そんな中でラブラブっぷりを読者に余す事無く見せ付けてくれるアウラ・善治郎夫妻は、当初の予定である女王とヒモから、女王とそれを支える夫という関係に少しだけクラスチェンジ。
善治郎も王配としてカープァ王国の貴族世界や他国との交渉に少しだけ首を突っ込むことになります。

そんな中で女王としての側面が強かったアウラさんが随分と善治郎に心を許すようになっていてもう可愛いのなんのって。
「落ち着け、嫁さん」
「無理だ、婿さん」
「どうどう」
「ガウガウ」

随分とくだけた姿を見せてくれるようになって、普段の女王としての女傑な姿とのギャップにもうメロメロ。
おまけに
(もう、無理だな。少なくともゼンジロウが今のゼンジロウのままでいてくれる限り、私はこの人を切り捨てることは出来ぬ)
とまぁアウラさんもメロメロ。
何せ「いて『くれる』限り」ですからね。
切り捨てられない状況のままであることを望んでいますし。

お互いがお互いを想い、気遣いながら距離を縮めていく、始まりは損得勘定の契約に近かった二人の関係が作り出す甘く微笑ましい関係は、高校生を主役にした昨今のラブコメとは一風異なるしっとりと落ち着いた雰囲気の漂う大人向けの物語ですね。


1巻の感想はこちら。
http://otakouta.at.webry.info/201212/article_18.html

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