シアター!

人気はあるのにお金の無い貧乏小劇団の起死回生の再生物語。

シアター! (メディアワークス文庫)
アスキー・メディアワークス
有川 浩

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「守銭奴けっこう!金は正義だ!」

人気はあるのにお金がない。
未来に懸け借金を背負った小劇団「シアターフラッグ」。
経済難の劇団に現われた救世主はお金に厳しい鉄血宰相!?

という事で脚本&演出担当を務める主宰の弟に泣き付かれて金を貸す代わりに条件突きつけてクリアできなければ劇団潰せとのたまいながらも全力でサポートしてくれるツンデレ兄ちゃんに萌える作品です。え?違う?

「金は正義」と臆面も無く口にする鉄血宰相こと司兄ちゃんの豪腕っぷりがもうとかく頼りになり過ぎて。
初っ端の条件突きつけでかなり印象悪かったはずなのに、気が付いたらみんなに頼られちゃって。
おまけに他の劇団員の前では「大人」な態度を崩さない(崩せない)千歳がお兄ちゃんの前でだけは歳相応の態度を取っちゃうものだから、もうお兄ちゃんの柱っぷりがヤベェのなんのって。

これ仮に2年で300万をちゃんと返済できたとしても、その後兄ちゃんが抜けたらボロボロになりかねなくね?というお話。
そのくらい、兄ちゃんが破竹の勢いで柱石と化していくのが小気味いいんだかなんだか。

ラノベだとここまでどっしりとした主人公って中々いないから新鮮ですよね。
いやま、これ「ラノベ」じゃないそうですけど。
そもそも主人公は司なのか巧なのかって話も無きにしも非ずですが。

兄ちゃん以外だと牧子がやっぱなんだかんだでカッコいいですね。
「シアターフラッグ」の看板女優。
役者として、女としてのプライドをズタボロにされ傷つきながらも突っ張る姿に惚れます。

その辺り考えるとゆかりの言葉じゃないけど巧のそれは叶わんで欲しいわ。
というか自分の中ではお兄ちゃんとじゃないとしっくり来ないわ。


あとは間口の話が色々な意味で少しだけ身に沁みましたかね。
身に沁みたというか、つまされたというか。
自分の考えもしなかった視点からの見方だったというか、いつの間にか自分の立ち位置が変わっていたことを自覚させられたというか。
そういう意味でも得るところのある作品でした。

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