対魔導学園35試験小隊 3.錬金術師二人

相変わらず作者がノリノリです。

対魔導学園35試験小隊 3.錬金術師二人 (富士見ファンタジア文庫)
富士見書房
2013-01-19
柳実 冬貴

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「お前の罪は、俺には背負えないかもしれねぇけど」
「お前の涙くらい、俺にだって背負えるさ」


いやね?なんかもう嬉々として作者が書いている姿が目に浮かぶのよ。

エルフの復元を阻止し、仲間を救うために、鬼が征く。

とか、あの辺りもう絶対ノリノリでしょ?!
わかるよ!
だって読んでた自分のテンションがアゲアゲだったもの!

やー、色々と不満は不満でないわけではないさ。
具体的にはホーンテッドさんが3巻続けて悪役として出張ってきちゃって「教団」という存在がホーンテッドさん一人に塗りつぶされ気味なこととかね。
そこは毎回別の幹部さんとかが出張ってきてくれたほうが「教団」という存在に組織的な印象を与えられるし、他の幹部さんのキャラ次第ではホーンテッドさんの凶悪さをより際立たせる事だって出来るはずだし。

それに学園生という設定の意義があんまりないというか、設定自体が活きていないのとかね。
1、2巻はともかく、この3巻では舞台は違うし意味もないし、そもそも現場であれだけ他の隊のやつらと隔絶した活躍を見せているのに「ポイント次第では卒業できません」とか普通に考えてないでしょ?
明らかに建前や平等なんて糞食らえで実利ばかりを貪欲に取るトップを描いておいて、ポイントで進級・進路に危機感もたせるとか「何寝惚けた危機感持ってんねん!」としか言いようがないし、周囲の見下した態度も見当違いの優越感過ぎて呆れと憐れみしか浮かばんっちゅー話。

なんだけど、もうね、ホント圧倒的な武器があるって強いですわ。
「そんなもの」ですよ。
今挙げた不満なんて「そんなもの」です。
この作品を楽しむ上で全く持って重要じゃない。
この作品の面白さを損なわせる事が出来るほどの欠点でもない。

枝葉末節。
木を見て森を見ずってヤツです。

まぁ普段重箱の隅を突っつくような不満をブチブチ垂れ流すような感想を書いていたりする自分がこんな事を言うのもなんですけどね。
でもそう思ってしまうのだから仕方ない。


とまぁそんなわけで趣味が合い過ぎてしまって読んでて逆に疲れるわ。
テンションアゲアゲ過ぎて体力の消費がパネェっす。

その辺の事を置いておくと、今回語るべきところはマリちゃんかな。
いや、なんつーか残念な娘ね?
桜花もあれはあれで残念な事を考えると「はがない」の夜空と星奈っぽい印象もあるんだけど、残念ながら星奈になるには肉肉しさが足りないんだ。
あれじゃあ「肉」じゃなくて「板」だよ、マリちゃん(酷

まぁそんな二人を脇に見ながらあっさりと斑鳩が掻っ攫っていきそうな印象はありますね。
今回はかなりタケル、ヤバめでしたし。
時間制限が無ければ落ちてたでしょ?

次は上がり症スナイパーか、はたまついに実妹が登場か。
前回退場した京夜くんに真っ黒学園長がちょっかいかけてますけど、ついにホーンテッドさんに代わる悪役登場か!?
って、それ味方ちゃうんかい!!みたいな。
まぁ颯月さんはどこをどう見ても味方に見えませんけどね。

そんなわけで次にも期待です。
なんだかんだで今、富士見で一番楽しみな作品ですわー。


シリーズの感想はこちら。
http://otakouta.at.webry.info/201207/article_11.html(1巻)
http://otakouta.at.webry.info/201210/article_34.html(2巻)

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