一つの大陸の物語<上> ~アリソンとヴィルとリリアとトレイズとメグとセロンとその他~

「その他」って・・・・(笑)

一つの大陸の物語<上> ~アリソンとヴィルとリリアとトレイズとメグとセロンとその他~ (電撃文庫)
アスキー・メディアワークス
2013-03-09
時雨沢恵一

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「あのやろー、まーた“死にやがった”か!」

アリソンから始まり、リリアとトレイズを経て、メグとセロンで終わりを迎えたシリーズの集大成となる物語。

第四上級学校にやってきた「謎の転校生トレイズ・ベイン」に興味を持った新聞部の面々がトレイズを追跡調査する中で浮かび上がった「ロッカーの謎」、そしてそこからさらに発展する「麻薬密売組織の陰謀」、最後には「俺、この仕事終わったら軍を辞めるんだ」という死亡フラグを立てて盛大に爆死したトラヴァス少佐ことヴィルの関与まで浮かび上がってきたというのがざっくりとしたこの上巻の内容。

感想としてはどうもやっぱり自分はトレイズだけはどうも好きになれないというのが大きく、それゆえに彼がある意味で中心にいたというか、マッチポンプ・・・というのも違うのだけれど、物語を解決へと導く役割を担っている感じだったせいで色々ともにょもにょとする部分があり、そういう意味では素直に楽しめなかったかもしれない。

セロンと同等かそれ以上の頭脳にラリー以上の肉体スペック+αのスキルってのはいくらなんでもチート過ぎる性能っちゅーかね。
しかも生まれは先行きの明るい王国の秘匿された王子様で・・・・とか「どんだけ~」って奴ですよ。
「想い人につれない態度を取られている」という隙までも含めた隙のなさが逆に鼻につくというか。
はい、やっかみですね、わかります。

というかそういったルサンチマンだけでなく、トレイズってキャラが強過ぎて他のキャラを妙に「殺す」印象があって、それでいて自分が主役を張ろうって我があるわけでもないので、全体的に薄味になるんで、そういう意味でもあんま好きになれないんですよなぁ。

今回だって新聞部の面々の活躍の場を半分以上奪ってるわけですし、それでいて本人は地味めの生活送ろうとしていているわけでして、リリア相手にしても終始押されているようでいて、結局自らの高スペックで振り回してるのが実情でキャラの性格とスペックと役割がどうもチグハグというかね。
リリアの魅力ってのもトレイズとの絡みから見える「ヒロイン」としてのものよりも、最後のメモとかのアリソンとの絡みでのアリソンとヴィルの「娘」としての方が大きいというね。
まぁこれはシリーズ初代の二人への思い入れ補正もあるんだろうけどさ。

そんなわけで自分はこのシリーズ基本的には好きなんだけれどトレイズだけはどうもダメなのですがスペック的にトレイズが解決役に立つ可能性が下巻も高くてそれだと「なんだかなー」という感じなんだよなぁ、という盛大なトレイズネガティブキャンペーン展開中だったりするわけでして。


あとがきで暴露された「メグとセロン」1巻の表紙に見るセロンのヘタレいじましい姿に全俺が涙した!!



シリーズの感想
http://otakouta.at.webry.info/201205/article_18.html(メグとセロン 婚約者は突然に)

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