月花の歌姫と魔技の王III

「イイ女」の出るラノベが読みたければこれを読め!

月花の歌姫と魔技の王III (HJ文庫)
ホビージャパン
2013-04-27
翅田大介

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「女はね、服を選べて三流、表情を選べてようやく二流なんだから」
「・・・・ちなみに一流は何なのですか?」
「決まってるでしょ?男を選べてこそ一流、よ」


いやぁ、この作品の感想を書くたびに「マリーアさんがイイ女過ぎる!」とは折に触れて言ってきましたけれど、ここにきてルーナリアがマリーアと並び立つレベルの「イイ女」に成長してきたようで、シリーズ開始当初のあの不貞腐れた彼女を思えば、ルーナリアのこの成長には感慨深いものがあります。

今回はこれまでルーナリアの指針として「強者」として彼女にその生き様をその背中で、言葉で、見せ付けてきた二人が少し揺らいだわけですけど、そんな二人を引っぱたいて立ち直らせたのがルーナリアであるという事がまた彼女の成長をこれ以上なく物語っており、なんとなく「情けは人の為ならず」なんて言葉が浮かびました。
そして冒頭のエルルーアとライルの会話にあるエルルーアが為そうとした事というのも、もしかしたらこういう事なんじゃないかな?などとも。

うん、今回はホントに全てを最終的にルーナリアがもっていきましたね。
序盤のイルザの画策によるツェツィーリア押しも、中盤のマリーアの安定のイイ女っぷりも、すべては前座。

「あなたはその程度の女で満足なのですか?そんなひよわな女は、断じて私の知るマリーア・ハイラインではありません!」

「・・・ライル・バルトシュタイン。私はあなたに決闘を申し込みます」
「私の好きがあなたを変えられるかどうかの決闘です」
「私からキスなんて、絶対にしてあげません。キスをするのも、手を繋ぐのも、肩を抱くのも、私からなんてしてあげません。私がして欲しいことは、全部ライルさまにしてもらうんです」
「どうぞいつでも私を押し倒してください。けれど――」
「――けれど、これは決闘なのです。生きるか死ぬかくらいの気分で、ちょうど良いでしょう?」


ホント、一体いつの間にこんなに強くなっていたんだろう?っていうね。
指針だった二人が揺らいだからこそ、ハリボテは脆く崩れるだろうに、彼女のそれは既に確固たるものに変わっているんだな、と。
告白の方も近年まれに見るカッコいい告白ですよ、これ。
痺れました。
完璧に親マリーア派だった自分が揺らがされましたもん。
凄い破壊力です。


そんな主人公サイドに比して敵サイドの愚かさ、頑迷さ、醜悪さときたら・・・・。
爪の垢でも煎じて飲ませとけよ、っていう。
現状、どうにも「くだらなさ」ばかりが目に付いて如何ともしがたいね。

とりあえず次はミラさんにもっと出番下さい!という事で。


シリーズの感想
http://otakouta.at.webry.info/201207/article_13.html(1巻)
http://otakouta.at.webry.info/201211/article_6.html(2巻)

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