パティシエの秘密推理 お召し上がりは容疑者から

後味の悪い事件の口直しに甘いケーキはいかが?(←パクリ)



「事件は喫茶店で起こってるんじゃないっスよ。現場で起こってるんスよ」

最近パクリすぎじゃね?という話がなくはないがまぁまだ2回なんでセーフって事にしてください。
実は今回のこの「パクリ」は食べるときの効果音のそれなんだよ!(;゚Д゚)(゚Д゚;(゚Д゚;)ナ、ナンダッテー!!
という話はありません。

そんなわけで「理由あって冬に出る」などの葉山君シリーズや「午後からはワニ日和」などの桃さんシリーズなどを手がける似鳥鶏の新シリーズ(?)が開幕です。
割と綺麗にオチは付いているのでシリーズ化するかどうかはまぁわからんわけですが。

とりあえず、このシリーズは前述の2シリーズよりも「戦力外捜査官」シリーズ(と言いつつ1冊しか出ていない)に雰囲気は近い。
要するに作者の鬱々としたダークな部分はそのままに、それを中和するキャラが薄め、という。

今回は4つの事件が描かれ、解決されますがそのすべてがなんとも後味の悪いこと。
「すれ違いが原因の諍いで、しかも殺意はなかった運の悪い事故」が二つもある辺りにそれが滲み出ています。

メインの登場人物は4人。
喫茶店「プリエール」のマスターにして本作のワトソン役・みのる。
その弟にして「プリエール」の誇るイケメンパティシエな元刑事なホームズ役の智。
そしてこの二人に事件を持ってくる智の後輩の刑事・直ちゃん。
第一の事件の容疑者候補として登場する秘密を抱えた弁護士・的場。

有能な刑事でありながら繊細に過ぎる性格であったが為に刑事をやめた智の元にその知性を借りようとやってくる直ちゃんに、弟をパティシエの仕事に専念させてやりたい兄が代わりとなって事件捜査に協力し、最後は弟が安楽椅子探偵よろしくスッパリ解決!というのが基本の流れ。

ただまぁ先にも述べたとおりにその結末がなんとも後味の悪いものばかり。
なのでシリーズ化するならとりあえず直×みのるで直ちゃんに少しデレ分を増量してください。
繊細すぎる弟の良い兄貴として培われた包容力で飄々とした強者である直ちゃんが陥落して行く流れをちょっとずつ出してくれれば自分は付いていきますので。


著者の作品の感想
<文春文庫>
ダチョウは軽車両に該当します
午後からはワニ日和
<創元推理文庫>
昨日まで不思議の校舎
いわゆる天使の文化祭
まもなく電車が出現します
<その他>
戦力外捜査官姫デカ・海月千波

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