VRMMOをカネの力で無双する
web版とは内容が違います。
「俺も、以前やっていたMMOで仲良くなった女性プレイヤーが、実は母親でな・・・・」
最近良く見るweb小説の書籍化作品。
ただ少し、他と違うのは書籍化するにあたってかなり大胆に内容を変えているという事。
そもそもweb版の第1章を飛ばして第2章からのスタートな上に、この書籍版の中心的位置に存在する「明日葉」というキャラがweb版にはいないんじゃないかという。
・・・・いや、ガッツリ読んだわけじゃないのでweb版にも登場してるかもしれませんが。
そんなわけでこの書籍版を楽しめた人はweb版の方も読んでみる、というのも良いかと思われます。
という事で本編の話。
ん~、これ一郎は主人公・・・・じゃ、ないよなぁ。
作中でも言及されている通りどちらかというとラスボスですよね。
そもそも設定でゴテゴテと華美に装飾されすぎてるし、精神的にも共感とか感情移入とか思い入れみたいなのを持てる類いのキャラじゃないし、かといって俺TUEEEEを堪能するってのもなんか違うし。
そういう爽快さはないもんなぁ。
そう、「無双する話」なのに爽快感はないんです。
年少組に関しては割りと青臭い青春的な内容なんですけど、大人でもある一応の主人公の方はそんな年少組を尻目に、自分で稼いだ金をアホみたいにつぎ込んで好き勝手暴れているだけという。
自分で稼いだ金、なんです。
別にその金でチートして他人を見下すとか、そういう下品な事をしてるわけではないし、あくまで自分で稼いだ金なんで、そこはもう趣味の範疇というか価値観の問題というか、お好きにドウゾなんですけど・・・。
青春してる年少組との対比があると・・・・・。
そもそもが金を稼いでいる手段が持って生まれた才能でどうのって類いのある意味力押しな上に、ゲームプレイも金に飽かせた力押しなので「凄い人間なんだ」っていくら作中で語られてもある種の潔さは感じても格好良さとかには繋がらんのですよなぁ。
明日葉は明日葉でこの年頃の少女特有の潔癖さ・・・なんて言葉で取り繕ってみれば体裁は整うかもしれないけれど、ある意味ではオタクコンテンツの真っ向からの否定というか。
否定と言うと少し違うのだろうけれど、冷や水浴びせてくるというか「しょせんゲーム」的な感覚が根元にあるから、自分のような肩身の狭いオタク的にはリアルでのオタク蔑視を髣髴とさせるのであんまいい気はしないというか魅力的に写らんというか。
キャラの多様性としてはそれもアリなんだろうけれど、物語の中心的な位置にいるキャラで、おまけにタイトル的に爽快感を期待させるような内容なのとを加味するとちょっとなぁ。
まぁ終わってみれば天災が遊び友達を見つけましたってお話なんでしょけど、そもそも孤独を抱えてるわけでもないし、寂しくて死んじゃうウサギ的メンタルの持ち主でもないし。
総括するとタイトルから受けるような下品さはないものの、だから何?って感じですかね。
何が書きたいのかわからないというか、むしろ上手く機能していないというか、悪くはないんだけれど良くもないというか。
あとビジュアルに関してはいくつか苦言が。
竜人族のどこが竜なのかという。
そこはお前、鱗とかあって然るべきだろうよ。
角つけただけの人間を竜呼ばわりはないわー。
「なんちゃって竜」にも程があるわー。
さらに言えば一郎さん何で日本人なのにプラチナブロンドよ。
それと桜子さんにもっと活躍の場を下さい。
「俺も、以前やっていたMMOで仲良くなった女性プレイヤーが、実は母親でな・・・・」
最近良く見るweb小説の書籍化作品。
ただ少し、他と違うのは書籍化するにあたってかなり大胆に内容を変えているという事。
そもそもweb版の第1章を飛ばして第2章からのスタートな上に、この書籍版の中心的位置に存在する「明日葉」というキャラがweb版にはいないんじゃないかという。
・・・・いや、ガッツリ読んだわけじゃないのでweb版にも登場してるかもしれませんが。
そんなわけでこの書籍版を楽しめた人はweb版の方も読んでみる、というのも良いかと思われます。
という事で本編の話。
ん~、これ一郎は主人公・・・・じゃ、ないよなぁ。
作中でも言及されている通りどちらかというとラスボスですよね。
そもそも設定でゴテゴテと華美に装飾されすぎてるし、精神的にも共感とか感情移入とか思い入れみたいなのを持てる類いのキャラじゃないし、かといって俺TUEEEEを堪能するってのもなんか違うし。
そういう爽快さはないもんなぁ。
そう、「無双する話」なのに爽快感はないんです。
年少組に関しては割りと青臭い青春的な内容なんですけど、大人でもある一応の主人公の方はそんな年少組を尻目に、自分で稼いだ金をアホみたいにつぎ込んで好き勝手暴れているだけという。
自分で稼いだ金、なんです。
別にその金でチートして他人を見下すとか、そういう下品な事をしてるわけではないし、あくまで自分で稼いだ金なんで、そこはもう趣味の範疇というか価値観の問題というか、お好きにドウゾなんですけど・・・。
青春してる年少組との対比があると・・・・・。
そもそもが金を稼いでいる手段が持って生まれた才能でどうのって類いのある意味力押しな上に、ゲームプレイも金に飽かせた力押しなので「凄い人間なんだ」っていくら作中で語られてもある種の潔さは感じても格好良さとかには繋がらんのですよなぁ。
明日葉は明日葉でこの年頃の少女特有の潔癖さ・・・なんて言葉で取り繕ってみれば体裁は整うかもしれないけれど、ある意味ではオタクコンテンツの真っ向からの否定というか。
否定と言うと少し違うのだろうけれど、冷や水浴びせてくるというか「しょせんゲーム」的な感覚が根元にあるから、自分のような肩身の狭いオタク的にはリアルでのオタク蔑視を髣髴とさせるのであんまいい気はしないというか魅力的に写らんというか。
キャラの多様性としてはそれもアリなんだろうけれど、物語の中心的な位置にいるキャラで、おまけにタイトル的に爽快感を期待させるような内容なのとを加味するとちょっとなぁ。
まぁ終わってみれば天災が遊び友達を見つけましたってお話なんでしょけど、そもそも孤独を抱えてるわけでもないし、寂しくて死んじゃうウサギ的メンタルの持ち主でもないし。
総括するとタイトルから受けるような下品さはないものの、だから何?って感じですかね。
何が書きたいのかわからないというか、むしろ上手く機能していないというか、悪くはないんだけれど良くもないというか。
あとビジュアルに関してはいくつか苦言が。
竜人族のどこが竜なのかという。
そこはお前、鱗とかあって然るべきだろうよ。
角つけただけの人間を竜呼ばわりはないわー。
「なんちゃって竜」にも程があるわー。
さらに言えば一郎さん何で日本人なのにプラチナブロンドよ。
それと桜子さんにもっと活躍の場を下さい。
この記事へのコメント