ウォーロック・ウィッチクラフト

銃器で戦う魔法少女の合言葉は「叫べ殺せ壊せ!」

ウォーロック・ウィッチクラフト (講談社ラノベ文庫)
講談社
2014-05-02
神野 オキナ

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「じゅ、十年後の我々には良くある風景であります!」

上っ面だけ見ればまさしく、正しく、これは魔法少女モノです。
マスコットがいて、女子中学生が変身して、魔王の心の欠片に操られた人の心を浄化して。

なのに、なのになんでこんなに殺伐としてるんですかねぇ?(苦笑)

いや、別に人死が横行するような作品じゃないんですけどね。
それでも、未来に起きる戦争を回避するために魔王を倒さんとする魔法少女の得物は無骨な銃だし、魔法少女な彼女達は10年後の未来で戦争を経験してきた女兵士がタイムリープ(?)してきた存在で、主人公はそんな彼女達の元上官で。
そして魔王の心に操られた被害者の起こす行動はテロだったり、噂を操って殺人事件を起こさせようとしたり。

なんというか「魔法少女」という言葉から想像するファンシーさとでも言うべきものが欠片もない。

まぁ、それが悪いって話じゃないんですけどね。


そんなわけで主人公たちは未来において10年間兵士として戦場に生きた記憶を持っているために中学生・高校生には出せない落ち着きがあるんですよね。
キャラクターの精神年齢が高めな方が好きな自分としてはこれはドストライク。

また彼ら彼女らの未来における過去の記憶。
戦争の中で身近な存在が失われていく記憶。
これがまた心にズシンとくるんです。

おかげで今、戦争が起きていないという、平和という、「幸せ」を噛みしめ、それを維持するために戦いに身を置く覚悟が胸に沁みる。


最後には魔王に協力し、戦争を起こそうと暗躍する魔法少女も出てきて、なかなかにスリリングな展開で続きが楽しみです。

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