ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1-

年末は忠臣蔵で!

ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1- 通常版
インレ
2013-11-29

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などというわけでもないのだけれど最近燃え分が欲しくてたまらなかったので体験版をプレイしてみたところ、中々に面白かったので購入。

少し前の作品だけあって新品はいつも買ってるげっちゅ屋では特典つきなんてないし、アマゾンでも現状マーケットプレイスでの取り扱いしかなかった上に高かったのでDMMでダウンロード販売してたのを購入。


作品の概要としては謎のタイムスリップで元禄14年の赤穂藩に飛ばされた高校生が数奇な運命により「忠臣蔵」として有名な討ち入りに参加するというお話でなおかつループモノ。
エロゲのお約束としてほとんどのメンバーが美少女化しているので何人かの中心人物と恋仲になりつつ、それぞれの人物に寄り添い、それぞれの立場でヒロインだけでなく異なる派閥の藩士それぞれの事情や想いに触れて行く。
その中で赤穂藩を巡る陰謀や主人公がタイムスリップした理由などについても徐々に明らかになって行くという感じ。

全5章から成り、主人公はそれぞれの章で死んだ後に次の章に巻き戻される設定なのでルートはロックされております。

ちなみに体験版では第1章である假名手本忠臣蔵編がまるまるプレイできますんで気になる方は是非。


で、感想など。

元ネタである忠臣蔵が日本人に今も愛される傑作中の傑作とあってその補正は凄まじいというのは間違いない。
またループモノとして記憶と経験を主人公のみ引き継ぐという辺りで「成長」や「関係の再構築」などという面で妙味を物語に与えています。
そしてヒロインを変えることで藩士内での立場を変え、それぞれ異なる立場にある藩士の想いや境遇を描くというのも「忠臣蔵」により描かれる「英雄」達を様々な立場から角度を変えて見ることで見えてくる「人間味」という点で一つの魅力となっています。

そういう意味で「主人公の視点」というのが元ネタの忠臣蔵に新しい魅力を与えこの「ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1-」をただの「登場人物を美少女化させただけのエロゲ」以上のものに昇華させているとも言えます。

ただ主人公そのものの魅力というか、感情移入とは別で「同調」ができるかと言う点で個人的にはNOであり、この作品に自分が感じた二つの欠点の内の一つになってしまっているかと。



以下ネタバレありありの感想。






具体的には1章ではとにかく「浮いて」いる。
武士としての紛い物感というか、・・・・いや、それ自体は現代の高校生なのだから当たり前なのだけれど、武士として振舞っている、振舞えていると思っている姿が時々物凄く浮き上がって見えてくるんですよね。
そういう時には「忠臣蔵」という物語における異分子感が悪い方向に作用して見えているというか。

2章では酷い「思いあがり」が見るに耐えない。
安兵衛にも勝てないのに、安兵衛が諦めるところで特攻かまそうとする辺りまるで見えていないというか。
「俺がやらねば」という意気が凄いんだけど、それが先行しすぎていて、まるで自分の足元が見えていないというか。
「雲を掴もうとジャンプしてる人」なんて見ても「何してんだコイツ?」としか思えない、要するにそんな感じ。

3章では「煮え切らない」、その上で「中2」かよ、と。
祝言周辺の展開とか正直男に都合良すぎですよね。
ここまでのヘタレ、普通に見限られますよ。

萱野の件にしてもあれは萱野への冒涜でしょう?
基本的にオナニーなんですよなぁ。
独りよがりの独り相撲。
自責の為に仲間を貶めてる。

そもそも「まだ」3周目で犠牲者も「まだ」それほど出ていないんですよな。
正直「折れるの早ッ」とは思いました。
これは最近シュタインズゲートのアニメの続編?の「負荷領域のデジャヴ」を見たのも影響してるかもしれません。
似たような状態に陥ったオカリンと比べてみるとちょっと脆いですよな。
あ、でもそのおかげでお漏らしプレイ(違)が見れたのは眼福でした(笑)

4章では忠臣蔵における赤穂藩士の存在を様々な資料を基に検証してケチつける相手に揺らがされるわけですけど「資料が正しい=元の時代とあの元禄の世界が地続きの世界」という公式が絶対的に成り立たないのは女ばかりの赤穂藩士を見れば明らかなわけで、資料を基に「ドヤァ」とかされても「それはそれ、ここはここ」じゃねーの?っていうね。
だからグラグラ揺れ動かれても正直「う~ん」としかならんわけで。
その上で自分で言い負かしたわけでもないのに最後は「人が人に(ry」(キリッ)とかされても、「お前めっちゃ揺れ動いてたやん」としか言い様がないわけで。

エロゲの弊害か、一学とのエロが入ってるけどあのシーンの必然性とかもね。
考えなしに過ぎるというか、ご城代が新六辺りに尾行させてたらどうなってたかね?っつー。

5章では右衛門七を強い侍にって言いつつやたら過保護で師匠にも態度悪いし、何度「お前が邪魔すんな」と思ったことか。
影響を与えないとか言いつつ、どう考えても強くなるという目的においては枷になってるようにしか見えないというね。

だからまぁなんて言うんですかね。
「観測者」としての主人公の存在はとても良かったんですけど、主人公自身が前に出てくると「同調」が出来ないので没入してた物語から一時的にはじき出されてしまうというか。


んでまぁもう一つの欠点が後半のシナリオ。
3章までは忠臣蔵+αって感じで良かったのがこの作品の独自色が強くなってきた4章辺りからちょっと首を傾げるようになって気が付いたら5章のラストで置いてけぼり食らってたという。
「そうじゃねーだろ!」という。
呪いでタイムスリップ意図的に操るとか元禄の大地震で江戸転覆とか・・・ねぇ?

そもそも一魅も黒幕も何で300年前の赤穂藩士に憎しみの矛先が向かうんだろうねぇ?という話で。
黒幕なんて自由にタイムスリップできるならもっと他にやりようあるだろとしか言えない訳で。

いや、なんかホント望んでたのとも思ってたのとも全く違う明後日の方向にすっ飛んで行っちゃってちょっとだけ残念でした。


個人的にゃ1周目で「安兵衛にまともに勝つには10年は修行が必要」とか言われてループした2周目でも研鑽積んでて5章まであるのが見えてたわけで、これは5章で対決来るな!とか期待してたのにそんな展開は全くなかったのは酷い肩透かしでした。
あっちこっちの達人達に稽古つけてもらって、色々と実践を経て、様々な「技」を得て、最強の剣士になる展開とか見たかったですわー。
もっと「まともな陰謀」を相手に未来からの知識と、ループで培った力で粉砕する展開が欲しかったですわー。


まぁそれでも5章のラストバトルで死んでしまったと思ってた面々までが助太刀に来たのは胸熱でしたし、何より小夜が二人を見送るシーンや2章の小兵太が死ぬシーンは涙ボロボロだったり、他にも破壊力高いシーンは数多く、シナリオには多少の難がある4,5章も脱盟者である平左衛門や、仇討ち参加における家族との別れなどに焦点を当てたと見ればやはり十分に見応えはあるので「忠臣蔵を様々な角度から」という意味では一貫して素晴らしかったかと。


っつーかあのエンドロールの「ぬい」&「葉山こよーて」ラッシュは反則ですよね。
思わず吹きましたわ。



最後に一言。

これメインヒロイン小夜だべ?

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