異世界ラ皇の探求者

ラーメンバカ一代、異世界に立つ。



「おれはドラゴンの肉をかっ攫うため、王都に残る」

GA文庫大賞奨励賞受賞作。
ラーメン好きのラーメンバカなラーメン探求者が死んで異世界に転生したのでファンタジーなその世界でラーメンの先駆者になるために頑張るっていうお話。

とはいえラーメントリビアとかグルメマンガとかメシテロとかそういうのではない。

一言で言うなら才能の無駄遣い。
割とチートな才能に背を向けてラーメンの為にのみ生きる主人公と、そんなラーメンバカにやきもきさせられるヒロイン陣の掛け合いが面白い作品。

ただ、肝心のラーメンに対するスタンスが主人公本人が味音痴で客観的な評価が出来ない上に、他者の感想をまともに聞かないので現状に対する正しい理解が出来ず、結果として自己満足の押し付けになっている辺りはかなりのマイナスかと。


あらすじからゲテモノなのは理解していたけれど、最近はツインテールとか「一見するとバカなネタも真面目にやれば面白い」というのがないわけではないので試してみたら出てくるラーメンがゲテモノだったという。

や、ホント掛け合いはいいと思います。
主人公の宝の持ち腐れ感満々な残念っぷりにラーメンバカっぷりと、そんな主人公に対して暖簾に腕押し状態なヒロイン達のアプローチとか結構笑いましたし。
主人公もラーメンに対する情熱とか、ラーメン以外への機微の疎さに見るラーメンバカッぷりとか、才能の無駄遣いとか、面白いんですよ。

でも肝心のラーメンがなぁ。
せめて客の意見に対してまともに取り合うだけのことをしてくれりゃ味覚の擦り合わせとかでドラマになるんだけどねぇ。
そうすりゃ最後のドラ子の存在も初めての理解者として意味が出るんだが・・・・。
料理人が自己満足の押し付けでご満悦というのはやっぱりダメだろ?
そこだけはギャグとして自分は消化出来なかったかなぁ。

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