CtG ─ゼロから育てる電脳少女─ (2)
冒頭からガチ修羅場!
あの二人の存在感が空間を歪め、気圧に影響を与えているというの・・・?」
1巻で既に舞台が整っていたおかげで2巻は冒頭から作者の持ち味である修羅場が頻発。
「この空気はまさしく・・・・・後妻打ち!」
2巻を最後まで読んで分かった。
いや、これ確かに前妻・後妻だわ。
しかも前妻とまるで切れてない。
切れてないよ(笑)
この2巻はそんな前妻である冬風が長きに渡る結婚生活(違 により培ったパートナーとしての貫禄を後妻である美遙にまざまざと見せ付けた巻でしたね。
しかし一方で「子供」という形ある絆を得ている美遙の方もこのままじゃ終わらない。
「おとーさんとおかーさん、いっつもケンカして、もうゲンカイ!、っていってるけど、よるにはいっしょにねてるし」
め、めんどくさい「夫婦」まんまやないですかー。
着実に「夫婦の経験値」高めてますよー(え?
さすがにこの前妻・後妻に割って入るには今回登場の桜ちゃんは難しそうですかね?
でも若いのは油断ならんでー、何せ若いからな(笑)
「娘の友達」という言わば安パイなポジションから油断した獲物を一息にガブリ!とか。
実際エピローグ見る限り遊はあんま意識してないっぽいですもんな。
それでもネカフェデートの時には微妙にドギマギしてたし芽はある!芽はある!
他にも被虐系ヤンデレ化しそうなメメントさんとかいますし、いや、実にこの作者らしく修羅場が楽しめそうな陣容はどんどん整ってきて楽しいですね!
修羅場が楽しいのって要するにこの因果応報感がいいんでしょうね。
みんな仲良く、私たちハーレムだもんげ♪とかそれはそれで悪くはない一方で「けっ!」みたいな感情を主人公によっては抱いてしまうのも事実なわけで。
その点、修羅場はハーレム形成に至るだけの主人公の行動と、そこから一人を選べない優柔不断さによる修羅場への発展と、善き行ないには善き結果が、悪しき行ないには悪しき結果が、と因果応報ここに極まれりって事でイイ感じなのですよ。
もちろん修羅場になるだけの、つまりそこで主人公に愛想を尽かさずに「この男は自分のものだ」と敵(笑)に主張するだけの執着を持たせるに足る魅力や積み重ねは必要なわけですけど、そこをきっちりとしてもらえればそれがまたこの上なく自尊心を満足させるという話なわけで。
あとはハルハの存在もこの作品を語るに置いては欠かせないですな。
幼女・・・というかこの場合は幼児の、ですかね?
幼児の無垢さというか無防備さというか、その辺りは見栄やしがらみ、建前など色々なものに気を取られてしまうおっさんにはひたすらに眩く、またそのひたむきさには胸を締め付けられるようなものを感じます。
笑い良し、泣き良し、成長してさらに良し、と万能の存在ですわ。
どんな場面においてもその子供の率直さが出たセリフがたまらんのですよ。
「キライなひととおんなじことするなんて――ハルハ、ゲボがでそうなくらいキモチワルイよ」
とか、「よく言った!」って気持ちとその表現のおかしさに出てくる笑いでもう素晴らしかったですな。
そして挿絵。
冬風登場時の遊の思考の混乱をこれ以上なく表していてよかったです。
見開き1ページじゃなくて2ページ!(笑)
「なぜ、なぜ、なたは同床している女性に欲情している事実に対する無意味な弁明を思考しながら、イクを貫いたのでありますか?」
しかもイクが引っかかったのがそこかよっていうね(笑)
その上、その物言いだとまた新たな誤解が(笑)
いやぁ、期待値は高かったんですけどその期待値を大幅に上回る素晴らしい出来でした。
3巻も期待大ですね!
1巻の感想はこちら。
あの二人の存在感が空間を歪め、気圧に影響を与えているというの・・・?」
1巻で既に舞台が整っていたおかげで2巻は冒頭から作者の持ち味である修羅場が頻発。
「この空気はまさしく・・・・・後妻打ち!」
2巻を最後まで読んで分かった。
いや、これ確かに前妻・後妻だわ。
しかも前妻とまるで切れてない。
切れてないよ(笑)
この2巻はそんな前妻である冬風が長きに渡る結婚生活(違 により培ったパートナーとしての貫禄を後妻である美遙にまざまざと見せ付けた巻でしたね。
しかし一方で「子供」という形ある絆を得ている美遙の方もこのままじゃ終わらない。
「おとーさんとおかーさん、いっつもケンカして、もうゲンカイ!、っていってるけど、よるにはいっしょにねてるし」
め、めんどくさい「夫婦」まんまやないですかー。
着実に「夫婦の経験値」高めてますよー(え?
さすがにこの前妻・後妻に割って入るには今回登場の桜ちゃんは難しそうですかね?
でも若いのは油断ならんでー、何せ若いからな(笑)
「娘の友達」という言わば安パイなポジションから油断した獲物を一息にガブリ!とか。
実際エピローグ見る限り遊はあんま意識してないっぽいですもんな。
それでもネカフェデートの時には微妙にドギマギしてたし芽はある!芽はある!
他にも被虐系ヤンデレ化しそうなメメントさんとかいますし、いや、実にこの作者らしく修羅場が楽しめそうな陣容はどんどん整ってきて楽しいですね!
修羅場が楽しいのって要するにこの因果応報感がいいんでしょうね。
みんな仲良く、私たちハーレムだもんげ♪とかそれはそれで悪くはない一方で「けっ!」みたいな感情を主人公によっては抱いてしまうのも事実なわけで。
その点、修羅場はハーレム形成に至るだけの主人公の行動と、そこから一人を選べない優柔不断さによる修羅場への発展と、善き行ないには善き結果が、悪しき行ないには悪しき結果が、と因果応報ここに極まれりって事でイイ感じなのですよ。
もちろん修羅場になるだけの、つまりそこで主人公に愛想を尽かさずに「この男は自分のものだ」と敵(笑)に主張するだけの執着を持たせるに足る魅力や積み重ねは必要なわけですけど、そこをきっちりとしてもらえればそれがまたこの上なく自尊心を満足させるという話なわけで。
あとはハルハの存在もこの作品を語るに置いては欠かせないですな。
幼女・・・というかこの場合は幼児の、ですかね?
幼児の無垢さというか無防備さというか、その辺りは見栄やしがらみ、建前など色々なものに気を取られてしまうおっさんにはひたすらに眩く、またそのひたむきさには胸を締め付けられるようなものを感じます。
笑い良し、泣き良し、成長してさらに良し、と万能の存在ですわ。
どんな場面においてもその子供の率直さが出たセリフがたまらんのですよ。
「キライなひととおんなじことするなんて――ハルハ、ゲボがでそうなくらいキモチワルイよ」
とか、「よく言った!」って気持ちとその表現のおかしさに出てくる笑いでもう素晴らしかったですな。
そして挿絵。
冬風登場時の遊の思考の混乱をこれ以上なく表していてよかったです。
見開き1ページじゃなくて2ページ!(笑)
「なぜ、なぜ、なたは同床している女性に欲情している事実に対する無意味な弁明を思考しながら、イクを貫いたのでありますか?」
しかもイクが引っかかったのがそこかよっていうね(笑)
その上、その物言いだとまた新たな誤解が(笑)
いやぁ、期待値は高かったんですけどその期待値を大幅に上回る素晴らしい出来でした。
3巻も期待大ですね!
1巻の感想はこちら。
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