八男って、それはないでしょう! 3

主人公を上げるために周囲を下げられてもなぁ。

八男って、それはないでしょう! 3 (MFブックス)
KADOKAWA/メディアファクトリー
2014-10-23
Y.A

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「さすがは武芸経験者。寝技の達人だな」

何の話かといえば逃げ帰ることも出来なかった「一流」の冒険者さんたちのお話なわけですが。

何であれ、やっぱバランスって大事ですよね。
いや、2巻の感想で俺TUEEEそのものはもしかしたら枝葉末節なんじゃ?って思ったわけですけど、でも「神は細部にこそ宿る」って言葉もあるわけで。
いくら枝葉末節だからってそこで周囲とのバランスをあまりに崩しすぎると説得力が薄れるんですよね。
「常識的な判断」ってのは結局のところ「常識的な存在」にこそ下されるものであって「常識外の存在」には「特例」ってのが在ってしかるべきで、要するに貴族の足の引っ張り合いだの利権だのでヴェルを逃がすくらいならそういうのをバッサリ切る選択もあり得るはず・・・というか、この世界の魔術師の能力や魔術の利便性、そしてヴェルの抜きん出た能力を考えればどう考えたってそうなるはずだと思うんですよね。
王様にしてみりゃヴェルと導師というツートップに枢機卿や財務卿、さらに辺境伯&ブランタークさん辺りを確保できれば権力的にも戦力的にもかなり無理が通せるレベルになるはずなんですよねぇ、ここまでの描写見ると。
厄介な民意だってヴェルの竜殺しとしての名声考えればプロパガンダも容易なはずですし、そもそも相手は「典型的な貴族」ですからね。
どうしたって民衆の支持を敵側が得られるとも思えない。
そうするともうヴェルが貴族どもの権力ゲームに煩わされることもおかしな話になるし、むしろ煩わされる現状が王様の無能にしか見えなくなるし。

一つバランスが崩れるだけですべての前提が崩れていくようにしか思えないんですよねぇ。

俺TUEEEEアピールだって強いやつが他にも居るからこそ映えるんだよなぁ。
これは昔読んだ「カレとカノジョの召喚魔法」がそうでしたけど、他者を圧倒する天才を圧倒できるから気持ちいいわけで、有象無象相手に無双してもなんか井の中の蛙感が凄いっつーか、今回の場合は周りが低すぎることに違和感を覚えるほうが爽快感とかより先に来ちゃって楽しめないんだよね。


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