異世界食堂 3
こちらの世界とは違う、遠い異世界へとつながる、魔法の扉。
その扉の先には、不思議な料理屋がある。
洋食のねこや。
窓一つ無いのに不思議と明るい部屋の中には見たこともないような内装。
出てくる料理は不思議な、されど美味しい料理。
どの料理が一番美味いか。時折話題には上るが結論が出たことは無い。
彼らは料理を食べて語らい、時に新しい発見をする。
故に彼らがこの店に名付けた名前は『異世界食堂』。
それが、この異世界食堂で三十年繰り返されてきた営みなのである。
チリンチリン------そしてまた、土曜日が来るたびに鈴が鳴る。
「うめぇうめぇ」と飯を食う人々を眺めるだけの作品と言っても過言ではないのになぜこうも幸せな気分に浸れるのか?
現世のしがらみを全て置き去り、ただただ「美味いものを食べる」という事への純粋な喜び、それこそはつまり
「モノを食べる時はね誰にも邪魔されず自由でなんというか救われてなきゃあダメなんだ」
という事なのか。
web版では一回客として来ただけだった黒がウェイトレスになったりするものの存在感は薄め。
店主のワケありな過去を匂わせたり、この変更点は後々の展開に繋がるんでしょうかね?
今回一番よかったのはやはり「バースデーケーキ」かな。
シリーズの感想
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