平和の守護者

創世のエブリオット・シードというタイトルで書籍醸してしてます。

創世のエブリオット・シード 平和の守護者1 (ファミ通文庫)
KADOKAWA/エンターブレイン
池崎 数也

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まぁ売れ行きが良くなかったのか1巻だけでその後は続いていませんが。
ちなみにウェブ版の方は完結してます。
約350話で、書籍版1巻の範囲が約25話なので単行本14巻分近いんですかね?


もひとつちなみに最近記事にした世知辛異世界転生記の作者でもあります。



内容としては第二次世界大戦末期に超能力者的な存在が現れて歴史が変わった現代を舞台にした物語で数少ない超能力保持者となった主人公が軍人として平和を守る的な?
3年間の訓練校所属時代とその後の正規部隊配属後の二部構成です。


平和の守護者


過去に書籍版の感想を書いてるんですが物語的には序盤も序盤で終わっていたので色々とこれからの展望に対して期待するような事を書いていたんですが、ウェブ版のその先でその期待に見事に応えてくれている感じで実に感無量です。


正直なところ序盤は主人公(&悪友)のノリが若干うざかったり、小隊メンバー兼ヒロインの一人がかなりアカン感じなのですが、1年目を終わる頃にはどちらも上手い事改善されていて笑えるノリになっているので序盤で投げ出さずに読み続けることが肝心ですかね。


この作品の最大の魅力はなんといっても砂原教官でしょう。
主人公達を時に厳しく、ひたすら厳しく、とにかく厳しく!それでも厳しく!!鍛え導く鬼教官。
もう一人の主人公と言っても良いレベルの存在感です。

「正規兵として5年生き残れば一人前」と言われる「ES能力者」。
唯一訓練のみに打ち込める3年間の訓練校時代に鍛えられるだけ鍛えて、鍛え抜いて生徒達に正規兵として生き抜くだけの能力を与えるために追い込んで、追い込んで、ひたすら追い込む愛の鞭!
そんな砂原教官の指導方針が、はい、こちらです!

獅子のように教え子を千尋の谷に突き落とし、這い上がってきたら蹴り落とし、それでも這い上がってきたら引き上げて叩きのめす

サドですか?サドですね?サドですよ!!

でもそこにあるのは教え子達への純然たる愛のみ。
正規兵達からも非常に恐れられる存在なのですが、教え子達を危険に晒さないために、また緊急時に彼らを助けるために牙をむくダダ甘っぷりと普段の鬼教官っぷりのギャップに読者はメロメロです


また訓練校時代では時間を経るごとに本来「正規兵でも実戦未経験」ということもあるES能力者の現状(代わりに実戦に不慣れなうちの死亡率も高い)において、早い段階で実戦を経験した事から訓練に対する真剣さ、強さへの飽くなき飢求、日本でも有数の実力者である教官の妥協無き指導が合わさることによって、訓練生としては破格の能力を、初めは主人公の小隊が、後に同期全体へ、そしてその影響が更に訓練校全体へと波及して行く様とそれに驚く周囲のリアクションはギャグとして、その能力を十全に発揮する事になる実戦では燃えとして非常にすばらしいものがあります。


そして訓練校編として全体の半分である160話ほどが使われており、またその作中期間も3年間で、友情努力勝利、喧嘩もすれば馬鹿騒ぎもあり、と言う事で卒業式の破壊力も実に高いです。
惜しむらくは同期33名の内で名有りが10名しかいないと言う事か。
まぁ33名全員に名前と特色と記憶に残るイベントを・・・・というのもなかなかに欲深い話ではあるわけだけれど。


対して正規部隊編は正直そのスペックを活かしきれていない感じがなくもないのは残念ですね。
転属とか違う部隊に配属された同期や後輩との繋がりとか部隊に入ってくる後輩との関係など色々と絡められたらもっと面白かったと思います。
1エピソードの戦闘がやや延びてそこにボリュームが取られているので任務の数が少し少ないのも残念なところですし、訓練校への改善案みたいなのも訓練校卒業間近に少し語られていたのでその辺にも関われたらなぁ・・・とか。

そういう意味ではダイジェスト版として投稿された「エンディングのその後の物語」なんかは非常に面白そうだったのでダイジェストではなく第3部という形だったり、なんだったら今投稿してる作品が完結した後にでも新作として投稿してくれたら嬉しいなと思ったりもしてみたり。

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