朝日奈さんクエスト センパイ、私を一つだけ褒めてみてください

めっちゃ作風マイルドになってるぅぅぅぅ!
朝日奈さんクエスト センパイ、私を一つだけ褒めてみてください (ファミ通文庫) - 壱日千次, U35
朝日奈さんクエスト センパイ、私を一つだけ褒めてみてください (ファミ通文庫) - 壱日千次, U35

バブみネーターを筆頭に(あれは悪目立ちしてるが)かなりぶっ飛んだ掛け合いに定評のある壱日千次の新作は・・・マイルド!

思わず

誰だコイツは!

と作者名を確認してしまうくらいに掛け合いがマイルドになってやがる。

多少は、多少は残滓が残っているものの今までに見せた狂気と紙一重の掛け合いスキルはかなり抑え目。


無論、なんだかんだで根底にあるキャラの可愛さや主人公の魅力、掛け合いセンスそれ自体は失われたわけではないので面白くないわけではないものの、ちょっとこれ読んで作者名隠しておけば壱日千次の作品だとはわかんねーだろうなってレベルで、それが少し、いやかなり、寂しくはある。


そして内容それ自体もなんというか極まったぼっちとしては、そこまでのコストを払ってぼっち脱却したいという思いは正直抱けず、レベルアップを実感し手ごたえを感じ嬉々としクエストをこなし、順調にぼっち脱却して順風満帆にリア充ライフ送る主人公に対して「ほーん」みたいな感覚しか抱けない前半はややマイナスか。

というかこの主人公がぼっちなのは主人公の言葉通りに「おひとりさま至上主義」だからであって、ぼっちのぼっちたるゆえんであるメンタルとは無縁なんですよね。
普通に精神的にもコミュ力の潜在値的にも高スペック。
だからその部分でのぼっちあるあるとか苦労話とかはなくて、そこがあらすじとかから想起または期待されるものとはまるで違うというのと、でもぼっち的にはハードル高くて「いや、そこまでしたくねーな」的な感情との鬩ぎあいというか、ローテンションな感じになるというか。

むしろこの作品の本番はある程度そこを脱却した後の放送研加入後が本番というか。

見えてくる主人公の憧れの女性も魅力的だが、それまでの教導役から主人公に惚れて、そこからやたらと墓穴堀りまくりの七転八倒ポンコツメインヒロイン化した朝日奈さんもまた劣らず魅力的で、脇を彩る交友関係も、そして主人公もちゃんと魅力的で、一人異彩を放つ鬼塚が多少のアクセントになっていて、読んでいて楽しくはあった。


あったんだが、やはりちょっとマイルド化された壱日千次は薄味なのも否めないのではないだろうか。



あと、まぁさすがに鬼塚は雑魚過ぎるというか、作品内でいいとこなさ過ぎてリア充のメッキ感がヤバい(笑)

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