剣とティアラとハイヒール〜公爵令嬢には英雄の魂が宿る〜

TS転生モノ
剣とティアラとハイヒール~公爵令嬢には英雄の魂が宿る~【電子書籍限定書き下ろしSS付き】 - 三上テンセイ, 小山内
剣とティアラとハイヒール~公爵令嬢には英雄の魂が宿る~【電子書籍限定書き下ろしSS付き】 - 三上テンセイ, 小山内
書籍化もされてる作品ですがweb版の方の感想です。

なろうで良質の作品を探すのってとても気力がいるんですよね。
最近、好きな作家さんの新作がちょっと微妙というか、なろうのランキングにすり寄った感じの作風でちょっとげっそりだったんですけどやっぱランキング重要ですかね。
書籍化で売れる方がやっぱ良いですし、その為にはランキングがてっとり早いでしょうし。
重要ですよね。
基本的にランキングに乗る作品てげっそりが多いんですけど。
タイトルの時点でもうげっそりなんですけど。
重要なんですよね・・・はぁ。


転移にせよ転生にせよ神様(仮)が理由だ世界のシステムだのを親切ご丁寧にわざわざ長々とご説明下さるのも概ね良くわからんし、転生チートに関しては子供という可能性の塊に大人の経験・知識・理性・思考が備わってる時点で相当にチートだと思うんだよね。
そこにさらにチート乗せるなら種族特性とか理不尽なレベルの初期環境設定とか、そこまでしてようやく抗しうるだけのものを相手にする状況が欲しいわけですよ。

個人的にその辺りのバランスが良いのが無職転生だったり、最果てのパラディンだったり、ヘンダーソン氏の福音をだったりするわけですが。

まぁヘンダーソン氏の福音をに関しては初めに読んだときは序章の転生シーンで読むのをやめた(後に書籍化後に読み直して嵌った)という過去があるし、蜘蛛ですが何か?も一度序盤で投げてるんで、序盤で投げるのはもったいないという気持ちはあるんですけど、やっぱり冒頭って相応に大事よねぇ。


他にも最近の不遇系もなんか周りが想像を絶する馬鹿で主人公が正しく評価されてない系ばかりでちょっとね。
いや不遇自体は良いんですよ?
水を得た魚って言葉もあるんで、その立ち位置が才能やスキルと合っていないちぐはぐさがゆえに評価が低くて、そこから外れて正しい運用方法を得て、またはそれまで培ってきたものに加わった新たな何かが化学変化を起こすとかで評価されていくのは悪くないと思うんですが、単純に見る目なさ過ぎってのが多くて多くて・・・。
これがもう本当に酷くて、そいつ一人いなくなって傾くレベルの組織とかそういうの多すぎて、その世界における「そこそこ」ないし「最高」レベルの組織でそのレベルの貢献を正しく理解できる人間がいない・・・いや、ヤバすぎんだろ?っていう。


他にも初期から好感度MAXヒロインとかさ。
ソレも結局は魅せ方とは思うのよ?
それこそ単行本1冊2冊分の馴れ初めあってとかなら分かるんだけど、一発ネタでそこまで入れ込むとか、それ普通にヤンデレ気質のヤバい女だろ?みたいな。
好感度を稼ぐ事と、高好感度を維持する事は別物だろ?っていう。
それが良い女なら他の男だってちょっかいかけるし、一発稼いでその後ロクにエサもやらんつれない・・・おまけに誰にでも同じような形で好感度稼ぐ(=ヒロインは特別な存在じゃない)ような主人公を一途に思い続けてくれるのか?って。
そんなんヤバい女以外ありえへんやろ?


まぁどれも結局は自分の嗜好の問題なんだろうけどさ。
合わんから理由なんやかんやとつけてこき下ろしてるだけのような気もするけどさ。
具体的な作品名上げてないからまぁセーフよな。きっと。


という事で愚痴は置いておいて、じゃあどう探すかというとこれもう自分は完全に他力本願。
「嗜好の割と会う書評ブログで紹介されるのを待つ」ほぼオンリーという。


で、まぁそんな中で見つかった(?)のがこの作品です。

剣とティアラとハイヒール〜公爵令嬢には英雄の魂が宿る〜


最初に書きましたがTS転生モノです。
同じ世界に、タイミング的には死んですぐに、という転生で知人なんかが普通に生きている転生なんですね。
但しTS転生だ。

英雄と謳われ、人々を守るために死んで、生まれ変わった先が病弱な公爵令嬢で、それでも今世でも人々を守るために騎士となろうとする、そんな主人公のお話。

英雄たる主人公の死が残した爪痕は大きく、今世の病弱で虚弱でおまけに女性の体では並の騎士としての振るまいすら覚束ない。
それでも英雄としての前世の経験や意志などを武器にかつての自分とは違う形の英雄として、とまぁそんな感じですかね。

前世の友人や知人、敬愛すべき主君は存命で、自分がかつての英雄の魂をもって生まれたと告げれば便宜を図ってもらえる。
すぐにすべてがかつての通りにとはその虚弱な体が赦してくれなくとも、前世の延長線の生き方は出来る。
しかしそれを主人公は選ばないんですよね。

新たな生を、志は同じくしつつも今の自分として歩もうとしている。

それはかつては孤児で、王に拾い上げられたがゆえに、王への尊崇と人々を護る事しかなかった孤独で空っぽの英雄が、今世では家族を得て家族の愛を知ったがゆえ。
だからこそ、彼はかつてのような頑健で強靭な体とは正反対の病弱虚弱な体でも、圧倒的なこの武勇を発揮できなくとも、それでも英雄になれる。


まぁ多分そんな感じですかね。

個人的にはこの主人公の新しい生で得た家族。
これが本当に良いんですよ。
最初は硬いだけの母、関係の薄い兄、溺愛するだけの父。
そんな関係で最初の印象はただの型通りの「公爵家」だったんですけど、それが主人公が騎士になりたいのだという夢を語る事で起きた波紋が彼らを「家族」にした。
そして出来上がったこの家族の仲の良さが!もう本当に良いのです。
主人公とだけの関係じゃないんですよ。
父と兄だったり、父と母だったり、それぞれの関係がたまらんのですよ。



既に200話ほど更新されている作品ですが1話1話はとても短いので結構サクッと読めちゃいますね。

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