ある朝、ヒーローの妹ができまして。2

安定のハートウォーミングホームドラマ(何それ



「兄貴、こう見えても、私はもう中学生なんだぞ?」

ロリ描写に定評のある作者の家族ドラマ的なようで活劇だったり、ホームドラマだったりハートウォーミングな感じの作品です・・・・多分。

主人公は規格外の英雄夫妻の唯一の血の繋がった息子でありながらなんの能力も持たない一般人。
そんな主人公と宇宙や異世界すら飛び回る両親があちこちで拾ってきた彼らの戦友であり、そしてかつて居場所を持たぬ少女であった、元・英雄の妹達との心温まる交流の物語。

多分、電撃の「世界平和は一家団欒のあとに」的なイメージ。
ただし、主人公にはなんの力もなくて精神的な支えとしてのみ存在しており、あと作者の特徴的にやたらロリロリしい雰囲気がある点にも注意。
人物の外見描写が妙に変態チックなレベルでロリロリしています。

でもまぁ、主人公の性格や性癖的にはかなり真っ当で、あくまで兄として(←ここ重要)、血の繋がらない妹であり、そしてかつて一人ぼっちであった少女達を優しく包み込みます。
これが変に妹達を異性的な目で意識し始めたりしちゃうと多分かなり厳しくなるかな。

宇宙とか異世界とか色々とあるけれど、妹達のスペックがかなり振り切れた感じで無敵感があり、それでもまだ年端も行かない少女達ゆえに精神的に不安定であり、そこを兄として支える主人公の兄貴っぷりが安定している内はとても楽しめる作品だと思います。


今回は末の妹、元・異世界で神として祭られていたドラゴン少女であるフローラが拾った卵がから孵ったのが宇宙的に絶滅の危機にある希少生物で保護機関に引き渡さなければならないのだけれど、そこに金に物を言わせて違法に希少生物所持するコレクターの陰謀が絡んできて・・・みたいな。

精神的にまだまだ幼稚園の年少レベルとかの幼女とペットの交流的な意味合いで心温まるお話だったと思います。
卵から孵し、一生けん命世話をして、楽しそうなフローラの姿や、保護局に引き渡した後にかつての自分の境遇を重ね合わせて心痛める姿。
それらの経てのお別れの場面ではベタではありましたが涙ぐんでしまいましたわ。

一方でもう1人の主役でもあったキャスティア。
妹の中で一番の年上という事もあり、1巻でもこの巻でも主人公をサポートする立場に立つ事が多い彼女ですが、今まで人に頼る事をせず、一人でなんでもこなしてきた彼女が、それでもいつの間にか兄へと頼る事を自然に受け入れていた自分に気づき、しかしこれまでの生き方ゆえにそれが主人公にとって「迷惑」なのではないかと不安を覚えるわけですが、そんな妹のちょっとした異変にすぐさま気づいて不安を解消して見せるあたり、イイ兄貴やでホンマ、みたいな。
このちょっと距離を取り始めているというか、自立しているようなところのある妹が、それでも兄への信頼が心の芯に根付いている感がなんか好きですね。


そして1巻の始まりにあって、しかし完全にスルーされた荷物の話がこの2巻でもまた冒頭でチラッと語られるだけで最後までスルーされていた件について。
3巻ではそろそろそのお話やってくださいね?みたいな。
合わせて過去編というか、キャスティアが主人公を信頼するに至るまでのお話とかもやって欲しいですな。
あと主人公や妹のの学校話も少しずつ開陳されませんかね?
登場人物たちの世界が作中では閉じているッつーか、宇宙とか変な方向にばかり広がっていて、「普通」の少女としての世界がまるで見えないのが少しだけもったいないというか。

ちなみに、あのカラーに描かれている滅菌服。
これ明らかにブルマの形状じゃないんですけど?っていう。
ブルマってもっともっさり感あるでしょう。
こんなピッチピチでローライズなのブルマやないで。

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