ガリレオの魔法陣

科学が、魔術を、技術にした。

ガリレオの魔法陣 (集英社スーパーダッシュ文庫)
集英社
2013-07-25
青木 潤太朗

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ガリレオの魔法陣 (集英社スーパーダッシュ文庫) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


「女の子を傷つける男は最低だけど、傷ついてる女の子につけ入る男は、もっと最低だ」
「・・・・――あほ!それじゃあモテん!だいいち、そりゃモテる余裕のある奴の言う台詞じゃ!十年早いわ!――身の程を知れ!!」


4,5年くらい前でしたかな。
「異世界の聖機師物語」というOVAがありましてな。
これが90年代を代表するアニメの一つである「天地無用」というハーレム作品のスピンオフで、この作品の主人公の弟(?)が聖機師物語の主人公なんですが、天地無用の方のハチャメチャなヒロイン連中に可愛がられながら鍛えられまくった奴でして。
なんかこう、この作品を読んでいて微妙にそれを思い出しました。

まぁシャオ姉とイレーヌさんと二人だけなんですが、能力の高い年上お姉さんに鍛えられて可愛がられているんだなぁという雰囲気がちょこちょこ見え隠れする辺りにそういう印象を抱かせるんだろうなぁ、と。

まぁどっちもヒロインというわけではなくて保護者的な立ち位置で、恐らくヒロインはエルヴァの方だとは思うんですけどな。
年上好きとしては鍛えられつつも可愛がられつつという、この距離感が妙にくすぐるんですよな。
シャオ姉なんかはレイルの朴念仁的な対応に頭抱えてガンガンしながら「育て方を間違えた~」と悶絶するところとか、もうなんか凄い良くて。

お姉さん二人との関係もさることながら、主人公とヒロインの関係がまたね、とってもいいんだ。
シャオの方が先にエルヴァの事を気にいっちゃって、レイルとエルヴァをくっつけようとするんだけど、別にその姦計に乗ったわけでもなく、ピンチに颯爽と現われた主人公に惚れちゃうエルヴァ。
主人公のほうもエルヴァに対して満更でもなくて、でも朴念仁ゆえにエルヴァのアプローチはすかしちゃうし、自分からは距離詰められないし、そりゃシャオ姉じゃなくとももどかし過ぎて頭抱えますっちゅーの!
本人はちゃんと好意を抱いているから、良くある鈍感・難聴タイプへ感じる苛立たしさとは無縁ですしね。

物語の舞台は科学が魔術を駆逐した世界で、科学が魔術を再び最先端にした世界。
アメリカを中心とし英語圏の国々をまとめた「OCA」、欧州の非英語圏が中心となった「CPR」、そして中国を中心とした漢字圏の「PLP」という三つの同盟とそれ以外の第四、第五の同盟圏を目指す数多の国々による水面下の争いが続く近未来。
主人公はOCAのエージェントとして各国を飛び回り、事件に首を突っ込みます。

諸々の説明は多少分かりにくかったり、読みにくかったり。
そういうのはありますけど、それを補って余りあるほどに魅力的なキャラクター達に、久しぶりにSD文庫で期待できるシリーズが生まれたと期待を寄せております。

願わくば打ち切りにならずに満足するまで書き抜いて欲しいものです。
でも俺がSDで気にいったシリーズってかなりの確率で打ち切られるからなぁ・・・・。
っつーかもうカンピオーネ以外全滅臭いし。
マジ頼んます。

"ガリレオの魔法陣" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント