つくも神は青春をもてなさんと欲す

んー、まぁ、キャラは良いんじゃないですかね?

つくも神は青春をもてなさんと欲す (スーパーダッシュ文庫)
集英社
2013-11-22
慶野 由志

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「こんなに美味しいお菓子を食べたら、お茶を点てるのが常識だよ!さあさっさと立って!一秒でも早くお茶を飲みたいよ!」

つくものキャラは審査員に絶賛されるだけあってかなり良いキャラですね。
でも審査員のその言葉が手放しのものではなくて含みのあるものである辺りから察せられるようにそれ以外はまぁ普通というかテンプレでした。

展開は分かりやすいし、キャラクターの行動に至る経緯はざっくりし過ぎ、掛け合いもテンプレそのもの、そして最後はやっぱりバトル(笑)か!みたいな。

ヒロインたる鞘音の呪いから解き放たれた当初のくっつきっぷりが、つくものキャラを除くと唯一の収穫ですね。

丈月城の「最終選考作品の中で一番の優等生」という表現に恐ろしく納得してしまえる、まぁそのレベルの作品でした。
あくまで「最終選考の中では」であり、そしてあくまで「優等生」止まりという。
まぁそんな作品です。

ただ、つくものキャラと主人公との距離感や、上述の通りヒロインである鞘音の瞬間最大風速的な萌えは間違いなく良かったので加点式の採点をする人ならばそこそこの良作認定も出来るかもしれませんね。


個人的な好みを言えばバトルの後の鞘音のいじけた言葉には、言葉で返さずに行動でガツンとやってくれちゃった方がテンション上がったなぁ。
ブチュっとキスして「俺が、お前に、笑って欲しかったんだ!」みたいな。
そしたらきゃーきゃー騒いで満足して読み終えることが出来た気がする。

なんつーか、言葉でなければ伝えられないものもあるけど、言葉じゃ伝えられないものもあると思うんだよね。
主人公は教室での笑顔で一目惚れって感じで、「一向に伝わらないからついブチュっとやってしまいました」みたいな。
行動原理が一目惚れなら体張る理由も、巫女と親友に頭下げる無駄な過程も描写として納得レベルに押し込めると思うんだけどねぇ。

最近の主人公と男らしくないっつーか。
いや、それはさすがに男らしさの曲解に過ぎるというのはわかるんだけど、もうちょっと恋愛ごとで「ガンガン行こうぜ」なキャラがいてもいいんじゃないかなとは思うんですよね。
まぁ加減が難しいような気もしますけど、でももうちょっとだけ積極的でも良いよなぁという状況が多いのがやや不満ですな。

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