葡萄大陸物語 野良猫姫と言葉渡しの王

何も持たない少年が王に「なる」物語。

葡萄大陸物語 野良猫姫と言葉渡しの王 (角川スニーカー文庫)
KADOKAWA
2019-06-01
一ツ屋 赤彦

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人は王に生まれるのではなく、王になるのだ。

全ての色を無理矢理混ぜてくすんだ色にしてしまうのではない。世界で一番綺麗な色で全てを塗りつぶしてしまうのでは物足りない。この葡萄の大陸にある鮮やかな全ての色が欲しかった。


一人の人間には過ぎたる願いを叶えるために、命を懸けてすら足りぬその願いのために、その身に願いに見合うだけの責任を背負うものをこそ王と呼ぶのなら、彼が王としての産声を上げたのは自らの業を自覚したその瞬間なのでしょう。

先王の宝を引き継ぐシーンや、最後のギンの墓参りのシーンとか色々あったけど個人的に一番心が震えたのはあのシーンでした。


キャラ的にはキリンさんとか先王が主役二人を食ってる感もなくはないけど、まぁそこはその先王が偉大過ぎるというかなんというか、キリンさんのギャップも反則というかなんというか、ですから(苦笑)
主役二人の魅力がないというわけでは決してないですし。


彼と彼女の往く王道がもたらす物語を最後まで、そう!最・後・ま・で!読めることを切に願いますよ。
金賞作品だし、打ち切りとかないよね?

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