狩猟騎士の右筆 ~魔術を使えない文官は世界で唯一の錬金術士?~

予言の経済学 1 巫女姫と転生商人の異世界災害対策 (レジェンドノベルス)
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という作品で書籍化も果たしている作者の新作です。


狩猟騎士の右筆 ~魔術を使えない文官は世界で唯一の錬金術士?~


魔獣闊歩する世界で人類は先期文明の遺産である結界に守られた都市に籠り、魔術を行使できる僅かばかりの騎士が外で魔獣を狩り暮らしていくという世界観の作品。
騎士が権力を持ち、魔術以外の技術が劣化している世界。

主人公は名門騎士家の後継ぎとして生まれながら魔術を行使する能力のなかった落ちこぼれで、閑職の文官として生きるほかなくなった青年。

そんな彼が騎士から嫌悪され蔑まれる先々期文明においてすら「詐欺師」の代名詞であった錬金術という学問に出会い、それに未来を見出すという感じのストーリーです。


主人公は錬金術に首ったけな点が風変わりなだけのうらびれた下級文官の朴念仁ってな感じなんですが、完全に自分の実力・・・というか才能の問題で都市においても最上級に近い身分からの転落を経験したことで捻くれる・・・のではなく達観したせいで、世界観的にはかなりガッチリした身分構造の中にあって、かなりフラットな視点持ってるせいであっちこっちに情婦(笑)がいるんですよね。

そしてそんな主人公に初恋拗らせてる年下の王女様がいて、この子がまた可愛くて。
普段は毅然とした騎士で王族やってるくせに、主人公絡むと途端に年相応のちょっとお花畑過ぎません?っていう恋愛脳というか思い込みの激しさというか、が顔を出してこのギャップがね。
必死にライバル相手にマウント取ろうとして、言いくるめられる姿がまたさらに面白くて(ぉぃ)

お付きの元妹ちゃんが的確なツッコミ役してくれるのがまたよろしい。

そして天然系従順後輩ちゃんとかヒロインも粒ぞろい。



おまけに話が都市内乱とか他都市からの謀略とか出てきて、それに対するために新しい組織をそうと知られぬように作っていこうみたいな流れになっていてなんともワクワク。
理論の大半が失われて感覚と実践で賄ってる魔術を主人公の錬金術を用いて理論から再構築して、道具や技術を最新のものにして~みたいな流れホント好き。
こう、最先端の戦う力を持たない学者系主人公が裏方で
最強の組織を作るみたいなのって一つの夢というか、こう、いいよね!

web小説だとあっち完全にダークヒーロー・・・ヒーロー?系だけどウロボロスレコードとかマジ好きだっただけにそういう系譜もあって今注目の新シリーズです。

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