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zoom RSS 社会的には死んでも君を!

<<   作成日時 : 2010/11/22 10:32   >>

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「死んでも君を守る」なんてセリフはちょっとカッコよさげです。
ま、個人的には嫌いですけど。
それはともかく、そんなカッコよさげなセリフも頭に「社会的に」なんて言葉が付くと途端にちょっと遠慮したくなっちゃいますよね。
今回の紹介はそんなセリフが題名になっているこちらです。


社会的には死んでも君を! (MF文庫 J い)
メディアファクトリー
壱日千次


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薩摩八平は幽霊に取り憑かれている。
彼にしか姿は見えないし、声も聞こえない。そして彼も、誰も、何も触れることの叶わないその幽霊の名は香月。
浴衣姿の美人の女の子の幽霊だ。
香月に取り憑かれた事を八平は気にしていない。
彼女がとても美人で魅力的な女の子だからだ。
八平は彼女に恋をしていた。
例え香月に取り憑かれて以来、“ラブコメ現象”と名付けた嬉し恥ずかしハプニングに毎日2回見舞われるという呪いのせいで、女子からは性的犯罪者のように見られ、男子に軽蔑されても後悔はない。

それでもやっぱり辛くはあるので高校入学を機に心機一転なんとか“ラブコメ現象”を回避し、例え回避できなくても嫌われないような、せめて笑い話に出来るようなキャラ付けを目指して奮闘する事を誓う八平。

入学初日、登校途中の電車の中でいきなりの“ラブコメ現象”発動も香月の助けを借りて一発逆転。
痴漢されていた同じ学校の女子生徒を助ける事に成功!と、思ったのも束の間、再びの発動で助けた彼女の胸を揉んでしまう。

やっちまった。
絶望する八平に彼女が掛けた言葉は
「いいんです。お慕いする殿方にされるのは苦ではありません」
「はい?」
「あなたこそ私が探していた殿方です」
「はい?」

嫌われていると思った義理の姉は実は弟大好きのストーカーで、入学初日に助けたクラスメイトはいきなり好感度MAXのヤンデレで、ドジッ子生徒会長には繋がっていない携帯を使って独り言を喋る痛い奴だと思われても、例え香月に触れられなくても、それでも俺は香月、お前が好きだ!



おおまかにはそんな話ですね。
これに八平以外誰も認識できないという孤独を抱える香月の葛藤と“ラブコメ現象”により周囲を巻き込んでしまう罪悪感から後始末に奔走する八平のその心情を知らず彼に感謝を捧げる人々への八平自身の罪悪感その他が加わり、そして巻き込まれて彼に恋したヒロイン達の過剰な愛に慄いたり、陥落しかけたり。
その辺が渾然一体となったドタバタコメディです。


例えそれが自分に掛かる呪い“ラブコメ現象”が原因だとしても誰かを救った、という功績は間違いなく彼自身のものです。彼はそのことを誇りに思うべきですね。
少なくともそれは誰にでも出来ることではないのだから。

一途と言いつつも作中何度か陥落しかけたりしますが、そこはまぁ男の性です。
魅力的な子に迫られてぐらつかないなんて聖人君子、逆に魅力的じゃないですよ。人間味がありません。
彼を想い離れた香月を一月以上も追いかけ続けたその姿勢こそ評価されるべきものです。

“ラブコメ現象”に対して落ち込みはしても投げ出さず、目を閉じず、対策を練り、向き合う姿勢といい、とても魅力的な主人公だと思います。


そんな主人公に対してヒロインは随分と癖があります。

最初から好感度MAXのクラスメイト・染谷佳乃
序盤の勢いが中盤以降失速気味で、この辺はまぁ1巻でヒロインを登場させすぎたかなと思わないでもありません。
それでもまぁそこそこの存在感は示していますし、昨今流行のヤンデレ枠ですし、次以降での躍進に期待です。

義理の姉にして重度のブラコンでストーカーの薩摩霧子。
何故義理なのか?佳乃の活躍の少なさもそうですが、この辺が語られていないのも「続き前提」という感じです。
他にも“ラブコメ現象”の原因やら香月の正体やら謎らしい謎も何一つ明らかになっていませんし、この辺り賛否両論あるでしょうね。
それはさておき、現時点ではヒロイン連中の中で唯一香月の存在を知る霧子。まぁ認識できるわけではありませんけど。そういう意味で香月への対抗意識は一番ですね。ただ分量の関係か3人のサブヒロインは今一歩キャラが薄いかもしれません。濃いですけどね。浅いというべきでしょうか?

ドジッ子生徒会長・北見鈴音
ヒロインの中では割合まともな鈴音。ラストでの微妙な勘違いは結局訂正されたんですかね?されていなければもしかしたらそれが次回の騒動の種になるのかもしれません。やはり次回に期待というのが強いです。

そしてメインヒロインである幽霊少女・香月。
まぁ結局の所、何もわかっていませんから何も言えませんが現状認識できるのは八平だけとあってその心情は「切ない」の一言ですね。
しかし八平、既に一度告白済みだったとは・・・・。ラブコメに多いパッシブ型の主人公とはやはり一味違いますね。
振られても触れられなくても諦めない、一歩間違えばストーカーですが(姉弟揃ってというのも強烈だ)振った理由があれですからね、一途で美しい愛といってもまぁ良いんじゃないでしょうか。
早い所実態化してほしい気もしますが、そうするとちょっとありふれた作品に落ち着いちゃいそうなのでそれはシリーズのラストですかね。
次回以降はヤキモチ焼きキャラとしてちょっとヤンデレ風味な味付けと共に活躍してくれることを期待です。

既に現在二人ヤンデレじみていて、残る二人もその要素アリとか・・・・、なんか違う方向にも期待してしまいますね。ちなみに鈴音の要素はアレです。今回のラストの勘違い。アレを真に受けてなんというか妄想型?もしくは電波型というべきですかね。自分に都合の良い方にばかり相手の言葉を解釈して彼女気取りというか、まぁそんな感じです。


面白かったですし、次回への期待も持てる作品でした。

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