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zoom RSS IEイマジナリーエフェクト1 クリフォトの夜

<<   作成日時 : 2014/08/18 19:05   >>

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物語の出来を語る以前の問題かな。

IEイマジナリーエフェクト1 クリフォトの夜 (講談社ラノベ文庫)
講談社
2014-08-01
南篠 豊

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「なにい?貴様、私の祝福のハグが受け取れぬと申すかっ」

「彼と彼女の不都合な真実」でデビューした作者の新シリーズは謎の奇病に侵された子供(という事にされている超能力者)を囲う学校で異界に潜って新世界の神になろうぜ!って作品です。

前作がわりと好きだったので購入してみましたが正直あまり良かったとは言えない。
サブヒロイン(?)の海璃ちゃんみたいなキャラを力でねじ伏せて首根っこ掴んで躾ける展開はなかなかに胸熱なんですけど個人的に良かったのはそこくらいかな。

この作品の舞台設定における重要な知識を読者同様に持たない主人公に対しての世界観の説明から幕を開けるものの、これがまた作中でも言われているがなんとも不親切な事この上ない。
しかもその不親切な説明すらも読者は端折られているわけで何がなんだか本気でわからない。
さらには本来そこで読者が一体感を持つべき主人公も特異な経歴故に常人とは異なる情動で反応をするため完全に物語から置いてけぼり状態という。
おまけにその主人公の特異な経歴すら最後まで明らかにならないのでまるで主人公に感情移入も出来ず、この物語を動かすシステムにも疑問ばかり浮かぶせいで物語に没入する取っ掛かりを見つけられないままに終了という。


とりあえず色々と疑問ばかりが浮かぶんだが超能力者である事を世間に対して秘匿したままって・・・・卒業したら放置してるのにそれって犯罪に対してかなり無防備にならないかな?
悪用するヤツとかいないわけ?
取り締まる機関はあるの?

それにそんな超能力者なガキ共を集めて閉じ込めて抑止力は同じガキって・・・・かなり無理がある気が。
閉じ込められる事に対する反発や選民意識を全く、誰も、持たないなんてあるか?

そもそも二種四類に顕彰器、さらに固有能力。
これだけで十分すぎるほどの一般人に対するアドバンテージなのにわざわざ命の危険を冒してまでクリフォト潜る意義は?
神になれる・・・かも?ってそれを信じて命を賭けるとか現実味に欠けます。
それくらいなら今のままで好き勝手できるように制度を変える方向に進まないか?

それは一般人にも言えることでそんな「神」なんて大層なものに他人をしたいか?
それならまだ制御可能そうな「今のまま」での利用価値を考えるだろう?
というかそれ以前にクリフォトの深奥にたどり着いたスフィアが神になれるとして、それを学園が後押しする旨みってなんだよ?というね。

神になったスフィアが願い事でも叶えてくれるんですか?

この世界の、この学園と空白症患者を取り巻くシステムが破綻していない事に疑問しか浮かばないんだが、なんでこれで回ってるの?
っつーか絶対回ってないべ?
そこに全く言及がないままに物語が進むのがなんか凄いモヤモヤする。
というか超能力が秘匿されている現状にまるで納得がいかない、理解が出来ない、説得力を感じない。

この状況でクリフォトに潜ってる奴らの思考が理解できない。
学園を設立して制度を作り上げたものの考えがまるで分からない。


そんな無理のある世界観で異界を潜って「神になる」なんて、それらしく目的をぶら下げられても、なんというか地に足が着いてないというのかな。
世界観がグラつきすぎていてその世界に生きる彼らに目を向ける気にならない。
その上で主人公があんだけ特殊で背景は未だ不明で・・・・。

これじゃちょっと「物語そのもの」を楽しめるレベルにないですわ。

いや、ホント海璃ちゃんをアレしてこうするあの扱いはマジ垂涎ものというか、シチュ的にはかなり美味しいんですけどねぇ。
売りがそれだけじゃ2巻を買う気にはならないかなぁ。



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